2021年9月12日

 17時30分。高崎の自宅からのブログ。

 午前中は、県内各地域の山本一太後援会への電話連絡に時間を費やした。昨日と今日で、ほぼ全員(約70名の会長)と直接、話が出来た。

 「総裁選のことだね。ブログやテレビで知事の気持ちは、よく分かっている。大丈夫だよ!」という人も多かった。「他の候補者を応援しようと思っていたが、一太さんが言うなら、河野さんを支持しよう」という人もいた。「周りの自民党員の方々にも、ぜひ声をかけてください!」とお願いしておいた。

 苦しい時もずっと応援してくれている大事な人たちばかりだ。「この人たちとの絆を大切にしなければいけない!」改めてそう思った。

 午後からは、1人で「街」を散策。高崎駅周辺の状況を視察した。いつものとおり、20〜30代くらいの人が多い。天候(曇り)も関係しているかもしれないが、人流は、まずまず抑えられている気がする。

 さて、たまには、新型コロナと関係ない明るい話題から始めよう。

 農林水産省が8月31日に公表した野菜生産出荷統計(第1報)において、「群馬県産ほうれんそう」の出荷量が、昭和45年の現行の統計開始以来、はじめて日本一となる快挙を達成した。知事として、こんなに嬉しいニュースはない。

 何と言っても、ほうれんそう生産者の方々のご尽力の賜物だ。加えて、JAを始めとする関係者の皆様のご支援とお力添えがあったからこその結果だと思う。本県に全国一と言えるものが、また1つ誕生した。「ほうれんそう日本一の県」って、スゴくいいイメージでしょう?!

 いつも言っているように、本県の農畜産物は、群馬の魅力を発信するための最も重要なコンテンツの1つだ。夏秋キャベツや夏秋ナスは、全国一の産地という印象が定着している。が、群馬がほうれんそうの有数の産地であることを知らない人は多い。ここから、しっかり内外にアピールしていく。

 ほうれんそう出荷額No.1という快挙を契機に、群馬県産の農畜産物のブランド力をより一層向上させ、本県全体の魅力度向上に繋げていきたいと考えている。

追伸:先週の9月8日、防災ヘリコプター「はるな」(新機種)の就航式が行われた。前の機体(名称は同じく「はるな」)は、平成30年8月10日、渋峠北の山中に墜落した。同乗していた9名の方々の尊い命が失われた。痛ましい事故だった。

 改めて、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると同時に、ご遺族の方々に謹んで哀悼の意を表したい。

 県では、2度とこうした事故を起こさないという強い決意のもと、様々な安全対策を講じ、消防防災航空体制の再構築を図って来た。昨年12月には、各種安全装備を搭載した新機体が納入された。その後、操縦士及び整備士の養成を経て、本年4月からは、消防隊員が搭乗。必要な訓練を繰り返してきた。その結果、ようやく新機体による運行再開の準備が整った。

 今回の運航再開にあたっては、総務省消防庁や県内消防本部を含む関係者の方々に、多大なご支援・ご尽力を頂戴した。このことに、厚く御礼を申し上げる。今後も、新しい防災ヘリコプターの安全、確実な運航に全力を尽くすつもりだ。

 実は今日、尾瀬の至仏山でけが人が発生し、8日に新機体での活動を再開した防災ヘリが初出動した。無事、けが人を救助したとの報告を受けている。

   <これから、ほうれんそうを毎日、食べる!>

 

<各種の安全装置を搭載した防災ヘリの新機体>