2021年9月11日

 夕方。高崎の自宅からのブログ。

 午前9時過ぎに、オンラインの全国知事会に出席。群馬県知事として発言した。もちろん、今回も自宅からの参加。午前8時からの映像と音のチェックにも(いつものように)自ら立ち会った。

 過去のブログでも触れたが、知事が県庁でウェブ会議をやったら、知事戦略部や秘書課の職員が休日出勤しなくてはならない。県庁職員は、そうでなくても新型コロナ対策等で必死に頑張ってくれている。週末は、出来るだけ休んで欲しいと思う。

 さて、一昨日(9日)の定例会見では、県内主要スポットの人流分析を発表した。ブログの末尾に添付したスライドを見て欲しい。

 前回と同様、調査地点は、高崎駅、太田駅、草津温泉周辺の計3箇所だ。草津温泉に関しては昼間の14時時点、高崎駅、太田駅については、昼間の14時、プラス時短要請の効果を図るため、20時時点の人流調査を実施した。

 調査期間は、まん延防止等重点措置が適用される「直前」の8月1日(日)から、今週の5日(日)までとなっている。

 草津温泉では、まん延防止等重点措置期間中、お盆近辺に一時、増加が見られた。が、緊急事態宣言下では、減少に転じている。ご協力いただいた皆様に、改めて感謝を申し上げたい。

 他方、高崎駅・太田駅に関しては、8月1日との比較では減少しているものの、ここ最近、下げ止まっている状態だ。さらに言うと、まん延防止等重点措置期間より、若干増加の傾向が見られる。

 ここに来て、ようやく感染者が減少のサイクルに入った。今、感染が再拡大するような事態になれば、早期の経済活動再開は望めなくなってしまう。

 県民の方々には、今回の宣言延長により、さらなるご不便をおかけすることになる。その点は、大変申し訳なく思っているが、もう1度、気を引き締めていただき、改めて「外出の機会を1/2以下に減らす」ための努力を続けていただくよう、お願いしたい。

追伸:午後1時過ぎ。武藤健康福祉部長から、電話で新型コロナの最新状況に関する報告があった。本日の新規感染者は56名。地域別の内訳は、最多の太田地区が16名、伊勢崎地区が10名、前橋市が6名、藤岡地区、吾妻地区が5名、高崎市と安中地区が各3名、桐生地区、館林地区、県外が各2名、渋川地区と富岡地区が各1名。

 感染経路不明の割合は約5割。新たな変異株感染は35名。

 56名を年代別に見ると、10歳未満が11%、10代が14%、20~30代が33%、40~50代が33%、60代以上が9%だった。

 陽性者のうち、ワクチン未接種の人は28名、1回目のワクチン接種を終えていた人が3名、2回目の接種を完了していた人が4名。残りの21名は確認中だ。

 お陰様で、ここのところ、新規感染者の減少傾向が続いている。だからこそ、ここが肝心なのだ。緊急事態宣言が延長された2週間の間に、どこまで県内の感染のレベルを低下させることが出来るか?そのことが、今後の群馬県の命運を分ける。