2021年8月30日

 13時過ぎ。本日はテレワークの月曜日。朝から、落ち着いて活動している。

 少し前に、昨日の選挙で2度目の当選を飾った高木勉渋川市長と電話で話をした。今回の市長選に関しては、県内で新型コロナ感染が急拡大し、緊急事態宣言の対象地域になっていたという事情もあり、現職陣営の出陣式にも、当選祝賀会にも足を運べなかった。(ごめんなさい!)

 が、それでも、現職候補の選挙事務所に早々と応援の絵ビラを届け、電話等でも、「ぜひ、再選を果たして欲しい。頑張ってください!」と激励していた。高木市長(元副知事)は、県立渋川高校の先輩でもある。

 独自の世論調査をやっていたわけではないが、必ず現職市長が勝つと確信していた。何しろ、日頃の努力が違う。あらゆる場面で、ごまめに市内を歩き回っていた。どんなにいいことをしても、有権者に伝わらなければ、自己満足に終わってしまう。政治とは、選挙とは、そういうものなのだ。

 市長としての過去4年間の実績も、文句のつけようがない。高木市政が始まってからの渋川市の斬新な取り組みは、地元メディアでも、頻繁に取り上げられていた。

 高木市長の決断力と実行力、特に行政のスピード感は、知事としても勉強になる部分が多かった。新型コロナ対策でも、いち早く様々な対策を打ち出していた。例えば、渋川市民のワクチン接種率を上げるため、県央接種センター(高崎のGメッセ)を真っ先に活用してくれたのは、渋川市だった。

 高木市長、2度目の当選、おめでとうございました。引き続き、力を合わせて、新型コロナを含む難問に立ち向かっていきましょう!

 さて、本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は63人。久々に100人を下回った。検査のサンプル数が少ないために数字が低くなる傾向のある月曜日の数字だ。全く安心は出来ないものの、先週月曜(151名)から大きく減少しているのは悪くない傾向だ。

 63人の地域別の内訳は、最多の太田地区が18名、前橋市が13名、館林地区が12名、伊勢崎地区が9名、高崎市が4名、藤岡地区が2名、桐生地区、渋川地区、安中地区、吾妻地区、利根沼田地区が各1名。

 感染経路不明は、現時点で約7割。新たな変異株感染は11名。新規クラスター発生の可能性もあるとのこと。

 63名の感染者を年代別に見ると、10歳未満が10%、10代が14%、20~30代が33%、40~50代が37%、60代以上が6%となっている。

 陽性になった63名のうち、42名はワクチンの接種状況を調査中だ。が、現時点で、未接種の人が14名、1回目の接種を終えていた人が6名、2回の接種を完了していた人が1名いたことが分かっている。

 感染者の急増で分析が少し遅れたとしても、全体のデータを把握しておくことは極めて重要だ。この点は、健康福祉部が、しっかりとフォローしてくれているに違いない。

 それはそうと、今回のブログでは、県内の人流に関する最新の分析を取り上げる。ブロブの末尾に添付したスライドを見て欲しい。先週(26日)の知事会見でも報告した「県内主要スポットの人流分析」の結果を纏めたものだ。

 調査地点は、本県の玄関口であるJR高崎駅と、主要観光スポットである草津温泉周辺、伊香保温泉周辺の計3箇所。まん延防止等重点措置が適用される「直前」の8月1日(日)と、適用「直後」の8日(日)、「お盆期間中」である15日(日)、さらには「緊急事態宣言後」の22日(日)の1日の平均人口を比較した。

 特に注目すべきは、緊急事態宣言後の22日(日)に、JR高崎駅及び伊香保温泉において、「県内居住者の人流が増加に転じている」点だ。

 緊急事態宣言の適用に伴い、県では、「外出の機会を1/2以下に減らす」ための努力を県民の皆さんに呼びかけている。

 県民の皆さん、ぜひ外出自粛の徹底にご協力いただきますよう、重ねてお願い申し上げます!