2021年8月24日:パート2

 21時過ぎ。群馬テレビ「ニュースeye8」の生出演を終え、少し前に帰宅した。大きく深呼吸をして、パソコンの前に座った。榛名の梅ジュースを飲みながら、本日2本目のブログを書く。

 本日、県内で判明した新型コロナ新規感染者は265名。昨日に引き続き、曜日の最多を更新した。内訳は最多の伊勢崎地区が66名、高崎市が45名、太田地区が42名、館林地区が32名、前橋市が30名、桐生地区が15名、富岡地区が10名、吾妻地区が8名、渋川地区が6名、県外が5名、藤岡地区が3名、安中地区が2名、利根沼田地区が1名。

 感染経路不明の割合は約6割。新たな変異株感染は168名。累計では1,487名。

 陽性者を年代別に見ると、10歳未満が9%、10代が15%、20~30代が40%。40~50代が29%、60代以上が6%となっている。

 265名の感染者のうち、1回目のワクチン接種を済ませていた人は18名、2回目の接種を完了していた人は5名、残りの139名は確認中だ。

 今晩の「ニュースeye8」でも言及したが、先週末の段階で、2回のワクチン接種を済ませた県民は80万人を超えた。もちろん、接種後に感染した人が数パーセントいることは事実だ。

 が、その時点で、上記の約80万人のうち、「新型コロナに感染して重症化した人」は0人だった。何度も言うが、ワクチンによる効果は明白だ。まだワクチンを打っていない県民の方々には、ご自身とご自身の大事なご家族を守るため、ぜひ接種を受けていただきたいと思う。

 さて、今晩の番組でも強調したのは、「最も感染の割合が高く、かつワクチン接種率の低い若年層の接種率をどこまで上げられるかが、第5波を食い止められるかどうかの鍵になる」という点だ。ブログの末尾に関連のスライドを添付した。

 若年層の接種を促進するためには、まず、ワクチンのメリットとリスクを含む正確な情報を把握してもらうことが何より重要だ。残念ながら、SNS等の空間では、「ワクチン接種で不妊になる」など、科学的根拠に基づかない噂やデマが流布されている。特に若年層の人たちが、こうした誤った情報に影響を受けている可能性がある。

 そのため、今回、科学的知見に基づく正しい情報や、既にワクチンを受けた同世代の人たちの声を、動画や紙面にして、県ホームページに掲載したり、tsulunosで配信したりすることにした。同時に、LINEやツイッター等も活用して、若年層に広く周知していく方針だ。

 市町村や大学・専門校、業界団体とも連携しつつ、より多くの若者層に正しい情報を届けられるよう、県としての発信を強化していく。

 あ、お湯が沸いた。疲れた身体が、熱いミルクティーを求めている。次回のブログでは、若年層の接種を促進するための政策(特典の付与)の内容を紹介する。