2021年8月11日

 14時過ぎ。熱い紅茶を飲みながらのブログ。

 午前11時から、第9回となる保健所長会議をオンラインで実施。いつものとおり、県内5地域の保健所長に加え、前橋市と高崎市の保健所長にも参加してもらった。

 感染の急拡大という厳しい状況にあっても、各保健所は懸命の努力を続けている。感染者の急増に伴い、当然、濃厚接触者の数も膨れ上がっている。それでも、各保健所は、諦めずに疫学調査(感染経路の追跡)を続行してくれている。が、感染力の強いデルタ株が蔓延していることに加え、行動範囲の広い若者層が感染の中心になっていることもあり、感染経路の調査は、かなり難しくなっていることも事実だ。

 何れにせよ、この危機的状況を克服するためには、感染防止対策の中核を担っている各地の保健所スタッフに頑張ってもらうしかない。会議の最後に、改めてこうお願いした。

 「過去に経験したことのない急激な感染者の増加を食い止めるためには、濃厚接触者の確認とフォローが不可欠です。少し感染の勢いが鈍くなっている兆候もあります。ここからが正念場です。引き続き、ぜひ、皆さんの力を貸してください!」

 13時30分からも関係部局とのウェブ協議。その後で、最新の新型コロナ状況が耳に入って来た。

 本日、県内で判明した感染者は173名。先週の水曜日(175名)よりは僅かに減少したものの、依然として「県として許容出来ないレベル」の感染が続いている。

 173名の内訳は、高崎市と伊勢崎地区が最多の各35名、館林地区が34名、前橋市が28名、太田地区が16名、桐生地区が8名、渋川地区が6名、富岡地区と県外が各3名、安中地区と福岡地区が各2名、利根沼田地区が1名。

 感染経路不明の割合は5割。逆に、これだけの数の新規感染者が出ているのに、5割の経路が分かっているのは、まだ各保健所が機能している証拠だ。

 年代別では、20歳未満が20%、20~30代が42%、40~50代が33%、60代以上が6%(10名)だった。

 173名の陽性者のうち、ワクチン未接種の人が112名。1回目のワクチン接種を終えていた人が12名、2回の接種を済ませていた人が2名、残り47名は確認中とのこと。やはり、ワクチンの効果は明白だ。