2021年8月8日:パート2

 間もなく15時。高崎の自宅からのブログ。

 本日、県内で判明した新型コロナ新規感染者は117名だった。詳しい内訳は、後ほど述べる。先ずは、豚熱に関するブログの続編を書く。

 桐生市内で発生した県内3度目の豚熱への今後の対応は以下のとおり。

 現時点で、殺処分が必要となる頭数は、約5千頭。殺処分後の埋却地については、現在調整中とのこと。処分に際しては、農政部を中心に、県職員を動員する。加えて、近隣市町村、県外獣医師にも協力を依頼し、作業に当たる。

 現時点で、殺処分終了までは10日程度、その後の消毒を含めると2週間程度を見込んでいる。が、多方面からの協力を得つつ、1日でも早く措置が完了するよう努力したい。

 今回、豚熱が発生した農場からは、県が求める飼養衛生管理基準の中の全ての項目で、「しっかりとした対応を行っている」との報告を受けていた。が、こうした状況に至ってしまったということは、何か原因があるはずだ。感染を広げないためにも、原因を究明・分析することが、極めて重要だと考えている。

 本州最大の養豚王国である群馬県で、3度も豚熱の発生を許してしまった。この事実を、重く受け止めなければならない。今日から、農林水産省による疫学調査が始まる。国ともしっかり連携しながら、原因究明を急ぐ。その結果を踏まえ、必要な対策を講じていく。

 何度も言うが、養豚業は本件の主力産業だ。何としても守り抜かなければならない。県内の養豚農家(農場主)の皆さん、改めて、日々の飼養衛生管理基準の遵守を更に徹底していただくよう、お願いします。

 再び豚熱が発生したことで、風評被害も懸念される。毎回お伝えしているように、豚熱は、豚・イノシシの病気であり、人に感染することはない。また、感染した豚の肉が市場に出回ることもない。

 万一、豚熱に感染した豚の肉や内臓を食べてしまったとしても、人体に影響はない。そのことを、ぜひ県民の皆さまに、ご理解いただきたいと思う。幸いなことに、過去2例の豚熱発生時には、本県産豚肉の市況に大きな影響は出なかった。

 さて、と。睡眠不足を解消するために、少し眠る。