2021年8月7日

 18時過ぎ。温かいミルクティーを飲みながら、本日2本目のブログを書く。

 前回のブログでも触れたが、本日、県内で確認された新型コロナ新規感染者数は182人。これは過去2番目に高い数字だ。

 直近1週間の新規感染者数も956人。過去最高を更新した。ただし、(添付したグラフを見てもらえると分かるように)前週差の7日平均は3日連続でマイナスとなっている。

 第3波、第4波の前例を見ると、あと1週間程度でピークアウトする可能性はゼロではない。が、なかなか難しいだろう。変異株(デルタ株)の蔓延という要素が加わっているからだ。

 昨日の本会議では、「まん延防止等重点措置」の適用、ならびに、県営ワクチン接種センターの接種能力増強を含む補正予算を圧倒的多数で議決していただいた。(感謝)

 誤解のないように説明しておくと、唯一、補正予算に反対票を投じた会派(県議2名)も、まん延防止措置の実施と県営センターの強化という2点については、賛成だった。が、若者のワクチン接種促進のためのインセンティブに関する施策に異論があるという理由で、反対に回ったのだ。

 今回、補正予算の項目に加えた「20〜30代の年齢層に対するワクチン接種のインセンティブ付与」のための県独自の提案(若者に人気のある自動車や旅行券を抽選で提供する特典の付与)に関しては、批判的な見方が出てくることを想定していた。が、庁内で様々な議論を重ねた結果、少しでも早く実施する必要があること等も踏まえ、決定したものだ。

 この群馬県の取り組みに関しては、早速、幾つかのメディアで取り上げられたようだ。この件については、続編(その2)で、詳しく解説する。

追伸:昨日のブログで、知事会見と県議会の審議に関するタイミング問題に言及した。知事としての考え方を、もう少し正確に記しておく。

 県の当初予算、9月補正予算に関しては、今まで通り、議会に上程する前に記者会見で発表させてもらう。大沢知事の時代も、小寺知事の頃もそうしていた。当初予算案と9月補正予算案を公表する前には、毎回、各会派からの要望を受け付けている。特に、最大会派の自民党とは、予算案の内容に関する要望を聞く機会まで設けている。

 ただし、今回のような臨時的な補正予算を審議してもらう際は、県議会での議論をより重視するという観点から、「(可能な限り)議会での議論、議決の後で、(質疑の内容も踏まえて)記者会見を開く」という流れを作りたいと考えている。ちなみに、これまでは、記者会見の後で県議会審議を行うというパターンがほとんどだった。