2021年7月30日:パート2

 13時30分。少し前に、本日の新規感染者数(106名)が判明した。昨日に続き、100名を超えた。昨晩の時点で、今日、100人を超えることは分かっていた。県内の感染者が、2日連続で100名を超えたのは初めてのことだ。

 陽性者の内訳は、高崎市と太田地区が各23名、前橋市が19名、館林地区が18名、伊勢崎地区が8名、県外が7名、桐生地区が3名、渋川地区が2名、藤岡地区、富岡地区、吾妻地区が各1名。

 経路不明の感染者が6割(65名)いる。変異株(L452R)感染も新たに52名が確認され、累計で144名になった。

 年代別で見ると、20歳未満が18%、20〜30代が51%、40〜50代が26%、60代以上が5%(5人)だった。

 感染者のうち、55名がワクチン未接種。1回目の接種を終えた人が4名。2回目の接種を受けた人が0名。残り46名については確認中だ。

 新型コロナ感染再拡大の流れを受け、昨日の定例会見では、「知事からの緊急メッセージ」を発信した。次の3点について、改めて、県民の皆さんのご協力をお願い申し上げたい。

(1)県境をまたぐ移動には、ぜひ、細心の注意を払ってください。特に、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の地域への不要不急の外出は控えていただくか、又は延期をご検討いただきたいと考えています。

 その他の地域への移動についても、慎重にご判断ください。仕事で県境を跨がねばならない方々にも、改めてテレワークやオンライン会議等の活用をお願いします。

(2)大人数、長時間の会食は、極力控えてください。過去の会見等でも何度も申し上げて来ましたが、飲酒を伴う会食、大人数、長時間に及ぶ会食は、感染のリスクを高めます。これ以上の感染拡大を防ぐためにも、こうしたリスクの高い行為は、極力、控えていただくよう、重ねてお願い致します。

(3)特に、ワクチン接種率の低い若い世代の方々に、こうお願いしたいと思います。ぜひ、ワクチン接種を考えてください。もちろん、ワクチンの効果は、100%ではありません。が、発症や重症化の予防に、明らかな効力があります。

 京都大学の西浦教授の分析によると、今月25日時点で、国内の24歳以下で新型コロナの免疫が十分でない人の割合は、まだ98、1%にのぼると報告されています。この数値は、接種が進んでいる65歳以上の26、5%と比較すると深刻です。感染拡大を収束させるためには、若い世代の皆さんにワクチン接種を受けていだだくことが不可欠です。

 県営の2ヶ所のワクチン接種センターでは、接種券をお持ちの18歳以上の希望者なら誰でも接種が可能です。ぜひとも、積極的にご活用ください。