2021年7月24日:パート2

 14時30分。熱い紅茶を飲みながら、本日2本目のブログを書き始めた。

 13時30分。武藤健康福祉部長から連絡があった。本日の新型コロナ新規感染者は24名。昨日に続き、20名を超えた。

 24名の内訳は、館林地区が8名、太田地区が5名、桐生地区と県外が3名、伊勢崎地区が2名、前橋市、高崎市、利根沼田地区が各1名だった。感染経路不明は5割。60代以上の陽性者は2名。

 24名のうち、19名はワクチン未接種を確認。5名は調査中。高齢の陽性者2名は、いずれもワクチン未接種だったことが分かっている。

 日々の感染状況を知る度に、ワクチン接種の有効性を痛感する。厳しい状況ではあるが、県民へのワクチン接種が進めば、きっと新たな急拡大を抑えられる。今日も、その事実を再確認した。

 ちなみに、群馬県の全人口に対する1回目のワクチン接種は、40%を越えた。全国で見ると15位。首都圏では(依然として)トップを走っている。特筆すべきは、群馬県より上位の14県が、全て「群馬より人口の少ない県」であることだ。

 人口や経済の規模が大きいほど、感染拡大リスクは高い。それを考えると、群馬県は「相当に健闘している」と言っていい。そのことは、ぜひ、県民の皆さんに知っておいていただきたいと思う。

 さて、ここからは、県外にお住いのご家族の帰省をきっかけに、感染が拡散した事例を紹介する。末尾に添付したイラストでも整理した。この4月から5月の間に、本県で実際に発生した感染例だ、

 毎回、申し上げているように、こうした感染事例を示すのは、より多くの方に、「コロナを自分ごととして捉えていただく」ためだ。決して個人を責めることが目的ではない点を、ご理解いただきたい。

 このケースでは、県内に住むご夫婦のもとに、感染が拡大している他県に住むご子息が帰省した。ご子息は数日滞在し、その間、家族と飲食を共にしたとのこと。その後、他県に戻ったご子息が発症し、検査の結果、陽性が判明。ご夫婦には、濃厚接触者として自宅待機をお願いしていたが、結局、このお2人も陽性であることが確認された。

 実は、ゴールデンウィークの前後、同様の事例が、県内で多数発生していた。

 何度も申し上げているとおり、たとえご家族や親しい友人であっても、普段一緒にいない人と多人数で会食をしたり、長時間接触することで、感染リスクが高まるのは明白だ。加えて、県をまたぐ移動が、変異株拡大の要因になることも、容易に想像される。

 この連休中、また夏休みの期間中に、本県への帰省・旅行を計画されている方々も大勢、いらっしゃるに違いない。繰り返しになるが、本県への帰省・旅行に関しては、お住まいの都道府県から出されている「外出に関する要請」を踏まえ、慎重にご検討いただくよう、改めてお願いしたい。

 何度も言うが、ここからが、本当の正念場なのだ。