2021年7月23日
13時30分。たった今、武藤健康福祉部長と電話で話をした。本日、県内で判明した新型コロナの新規感染者は27名。館林地区が10名、太田地区が9名、高崎市が4名、前橋市、伊勢崎市、安中市、県外が、それぞれ1名だった。
27名のうち、感染経路不明(19名)が7割。60代以上の感染者は1名のみ。20〜30代が7割を占めた。20代未満を合わせると約8割に達している。
第5波の影響で、県内の感染レベルが「一段、上がっている」ことは明白だ。が、冷静に考えると、過去の感染拡大とは違う状況もある。それは、県民人口の約4割が、1回目のワクチン接種を終えているという事実だ。
さらに言うと、35市町村の努力のお陰で、ワクチン接種を希望する高齢者の方々に対する接種は、7月末までに(実質的に)終わらせることが出来そうな情勢だ。
変異株の脅威に晒され、再び患者数が急増を始めた米国では、ワクチン接種率の低い複数の州に、新規感染者が集中している。以前にも指摘したが、群馬県内でも「一般の住民への接種率が低い」(未接種の人口が多い)地域で、感染拡大が起きやすい傾向が続くはずだ。
まだ調査中ではあるが、新規感染者は、ほとんどがワクチン未接種の人たちだ。逆に言うと、2回のワクチン接種さえ済ませてもらえば、新型コロナ感染症の発症を、95%の確率で防止出来るということでもある。
過去のブログでも指摘したように、ワクチン接種に関心が薄い(?)若い世代に対して、「いかに接種を広げていけるか?」が大きな鍵となる。