2021年7月22日:パート2

 本日、群馬県内で判明した新型コロナ感染者は16名。館林地区が4名。前橋市、高崎市、太田地区が各2名。渋川地区、藤岡地区、桐生地区、県外がそれぞれ1名。経路不明は6割。60代以上の陽性者はいなかった。

 昨日の35人に比べて半減したものの、直近1週間の感染者数は、6月7日以来となる三桁(103人)に達している。

 103人を10万人当たりに直すと5.3人程度。明日のNHKの発表(度道府県 直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数データ)では、何とか全国の20番台に止まれそうだ。

 昨日時点の病床稼働率は10、6%。第5波の到来が明らかになった後、あっという間に1割を超えた。

 そう、県内で複数のクラスターが発生し、新規感染者が急増すれば、病床稼働率も短期間で急上昇する。今後、第5波が更に本格化したとしても、県民を守らねばならない。だからこそ、県内の病床稼働率を出来る限り低く抑えておくことが大事なのだ。

 引き続き、知事として「県民の生命を守る」ことを最優先にしながら、必要な対策を講じていく。

 それでも、県内の重症者は、依然として0人を維持。この数値も、極めて重要な意味を持つ。

 昨日の東京での新規感染者は1832名。隣県の埼玉県は381名。何度も指摘してきたように、東京都内の感染拡大が減速しない限り、この段階から、同じ首都圏にある群馬県内の1日あたりの感染者数を「再び1桁に戻していく」のは、相当に難しい。

 県民の皆さんのご協力を仰ぎつつ、第5波を出来るだけ小さくすることが肝要だ。