2021年7月20日:パート3

 22時過ぎ。スローなジャズを聴きながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 ここ最近、新型コロナ関連の発信に忙殺されていた。数日ぶりに、「都道府県魅力度ランキング」に関するブログの続編(その3)を記す。

 前回のブログ(その2)では、魅力度ランキングの3つの問題点のうち、「魅力度を1つの項目のみで評価している」点を指摘した。今回(その3)は、2つ目の「回答に対する配点が不自然である」点に関して説明する。このブログの末尾に添付したスライドを見ながら、読んで欲しい。

 ひとことで言うと、統計的な観点から見た場合、このランキングの基礎となる調査への「回答に対する配点の偏り」に疑問を抱かざる得ないということだ。

 回答の選択肢と点数は、「とても魅力的」が100点、「やや魅力的」が50点となっている。他方で、「どちらでもない」「あまり魅力的でない」「全く魅力的でない」は、全て0点とされているのだ。

 一般的には、等間隔に点数を配分するのが普通だ。なぜ、このような得点配分になっているのだろうか?!評価の信頼性に大きな疑問が残る。実際、専門家からも、「得点差をあえて変えた理由の説明は必要ではないか」との指摘があった。

 あ、そろそろ運動の時間だ。次回のブログ(その4)では、3つ目の問題点「下位25県がわずかな点数内にあり、容易に順位変動すること」について解説する。これは、とても重要なポイントだ。