2021年6月28日:パート2

 

 午前零時前。夜の運動を済ませて、パソコンの前に座った。就寝前に、本日2本目のブログを書く。

 群馬県における新型コロナワクチンの接種が、他の都道府県と比べて、どのくらい進んでいるのか?具体的な数字に基づく進捗状況を、冷静に分析してみたい。

 群馬県の1日あたり接種回数は、人口100人あたり1.11回となっている。全国的には7位の数字だが、最近、登録されていなかった過去の接種分をシステムに入力した分も含まれている。正確な数値を把握するには、もう少し丁寧な分析が必要だ。

 加えて言うと、全人口に対する1回目の接種率は24.12%。県民の4人に1人が接種済みの状況だ。全国比較では21位だが、首都圏ではトップを維持。全国的に見ると、26~24%に多くの県が密集している。県央センターが本格稼働の段階に入れば、集団から抜け出せる気がする。
 
 佐賀県、山形県は30%超え。人口規模が似ている地域だと、岐阜県が26.74%で、群馬県より先行している。

 先週の知事会見で、「当面の目標」として掲げた「1回目の接種が人口の50%に達する」までの日数(右端の列)は、約1ヶ月程度と試算される。ワクチン接種推進局に、より正確な計算をお願いしているところだ。

 知事として、なぜ、あらゆる手段を使って、群馬県の新型コロナワクチン接種を少しでも加速化させたいのか?それは、第5波の到来を防ぎ、出来るだけ早く地域の経済活動を正常に戻したいからだけではない。もう1つ、大きな理由がある。

 新型コロナをめぐる世界の情勢をよく見て欲しい。国民へのワクチン接種が日本より遥かに進んでいる英国やイスラエルが、ここにきて「感染の再拡大」に見舞われている。感染力の強い変異株(デルタ株)が広がった影響だという見方が多い。

 接種を望む全ての県民の方々に1日も早く(ファイザー製かモデルナ製の)ワクチンを打ってもらうことが、更に感染力の強い変異株による「第5波」が発生した際の備え(=少しでも感染拡大のペースと感染者の重症化を抑える態勢の整備)になると考えているからなのだ。