2021年6月15日:パート2

 14時40分。知事室からのブログ。

 本日、県内で感染が判明した新規陽性者は6名。太田地区が4名、前橋市と吾妻地区が、それそれ1名。感染経路不明は2名。60代以上の感染者が5名だった。

 昨夕時点の病床稼働率は18、1%。重傷者も8名まで減少した。

 昨日の段階で、「直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」は、全国33位。13日に「まん延防止等重点措置」が解除された3県(石川県、熊本県、群馬県)の中では、最も少なくなった。隣県の長野県(34位)と、ほぼ同様のレベルまで改善している。

 群馬県と同時に「まん延防止等重点措置」を適用されていた石川県や熊本県では、措置の解除後に「全県を対象とした更なる1週間の時短要請」はかけていない。それぞれの県には、それぞれの考え方がある。が、群馬県としては、解除後の早期のリバウンド(感染者数の再拡大)を警戒せざる得ない。

 残念ながら、「第4波が収まったから、経済活動を一気に再開しても大丈夫」などと安心している余裕はない。知事として、次の3つのことに、気持ちを集中している。

(1)ワクチン接種が進まない限り、必然的に起こり得る次のリバウンド(第5波)まで、どれだけの時間を稼げるか?
(2)上記の目的(=新型コロナの再拡大を1日も長く抑え続ける)のため、今、何をすべきなのか?
(3)その間、どうやって、出来るだけ多くの県民にワクチン接種を広げていけばいいのか?

 過去のブログにも書いたように、ここからの2ヶ月が、群馬県の命運を分ける。

 さあ、次の日程が始まる。