2021年6月5日:パート2

 間もなく22時。右肩のリハビリと有酸素運動をする前に、本日2本目のブログを書く。

 このブログで何度も言及しているが、NHKが新型コロナ感染症の特設サイトで毎日、発表している「都道府県別 直近1週間の人口10万人あたりの感染者数」というデータがある。

 それによると、昨日時点での群馬県の順位は29位。東京都(4位)、神奈川県(9位)、埼玉県(14位)、千葉県(15位)、栃木県(22位)、山梨県(25位)、茨城県(26位)のいわゆる首都圏(関東+山梨)では、群馬県が最も少なくなっている。

 現時点では、(まん延防止等重点措置の適用を受けているとは言え)「首都圏で群馬が最も新規感染者数の抑制に成功している」ということだ。少し前までは、北関東で感染者が最も多く、ずっと回避していた「まん延防止等重点措置」を政府に要請せざる得なかった群馬が、今や首都圏の優等生になっている。

 が、こんなのは、あくまで瞬間風速に過ぎない。いつも言っているように、ちょっとしたキッカケで複数のクラスターが発生し、感染者数が再び急増すれば、ランキングは直ぐに入れ替わる。群馬県でもいつ、リバウンド現象が起こるか分からない。気流は依然として不安定だ。

 数字を見ながら、改めて思った。「県民に安心を届けるためのゲームチェンジャーは、ワクチン接種しかない」と。

 ちなみに1週間で119人の感染者数は、3月中旬以来のレベルだ。ただし、第3波と第4波の間の底は78人。それと比べると、まだ1、5倍の数値ということになる。

 さらに言うと、(前回のブログでも触れたが)最も重要な病床稼働率が38、3%と、ほとんど低下していない。変異株の影響(?)で、今までより入院期間が長引いているとしか思えない。

 正直言って、病床稼働率と重症者の数がもっと下がらない限り、「まん延防止等重点措置を解除しても大丈夫」などとは言いにくい。知事としては、どうしても慎重にならざる得ない。

 明日(日曜日)の数字もよく見極めつつ、来週前半に政府とよく相談しようと思っている。

 さあ、運動の時間だ。今晩はストリート風に踊る。動画を撮って公開するようなことはしない。が、まさに全身運動だ。これを見てもらえると、「63歳にしては身軽だな」と思ってもらえるのに。