2021年6月3日:パート2

 午前11時過ぎ。知事室からのブログ。

 先ほど、B2リーグでの優勝とB1リーグへの昇格を勝ち取った群馬のプロバスケットボールチーム、クレインサンダーズの阿久沢社長と上江田勇樹選手の表敬訪問を受けた。

 改めてB2リーグ優勝の報告を受けると同時に、選手の署名が入ったボールを受け取った。(感謝)早速、知事の執務室に飾らせてもらう。

 とにかく、我らがクレインサンダーズの今シーズンの活躍は凄まじかった。「Bリーグ史上最高勝率」や「ホーム戦全勝」という偉業も成し遂げた。何しろ、県内で初めて、最上位のリーグで戦うプロチームが誕生したのだ。知事として、群馬県民として、こんなに嬉しいことはない。

 席上、阿久沢社長と上江田選手に感謝の言葉を述べた。サンダーズの活躍は、新型コロナ感染症との厳しい戦いを強いられている中で、大勢の県民に夢とエネルギーを与えてくれたからだ。

 山本県政の新しいベクトルの1つは、プロスポーツ振興による地域の活性化だ。今後は、サンダーズ関係者やチームの新たなホームとなる太田市等とも連携、協力しつつ、地域全体を更に盛り上げていきたい。

 地域が元気になるだけではない。群馬クレインサンダーズの躍進は、群馬県民の新たなプライドの醸成にも繋がる。来シーズンの試合が、スゴく楽しみだ。

 さて、群馬県の「直近1週間の10万人あたりの感染者数」は、昨日時点で8、19人。全国で29位だ。「まん延防止等重点措置」の適用を受けているとはいえ、関東地域では、人口あたりの感染者数が最も少なくなった。

 皆さん、思い出してみてください。つい最近まで、群馬県は北関東地域でも、突出して、新規感染者数が多かったことを。それが今は、関東地域で最も感染者の割合が低くなっている。それだけ、継続的に感染をコントロールすることが難しいということだ。

 現段階では18位の栃木県あたりから、29位の群馬県あたりまで、各県の数値はそんなに変わらない。この順位は、1日、2日の状況で、あっという間に動く。このことだけ見ても、日々の数字に一喜一憂することがいかに無意味かを、分かってもらえるはずだ。

 北海道も、宮城県も、群馬県もそうだった。いったんは抑えることに成功しても、何かの理由(?)で、突然、感染の再拡大が始まる。ましてや、戦う相手(変異株)は、これまで以上に手強い。

 結論はハッキリしている。引き続き、県民に対して、感染防止の徹底を呼びかけていく。しかしながら、群馬県民の皆さんに本当の安心を届けるためには、どう考えても「ワクチン接種の加速」しかない。

 この後、午前11時30分から、ワクチン対策本部の会議がある。この場で、県央のワクチン接種センターの場所等を正式決定する予定だ。

         <来季からのB1リーグでの活躍に期待>