2021年5月12日:パート2

 21時過ぎ。熱いミルクティーを飲みながらのブログ。

 本日は、高崎の自宅を午前7時30分に出発。前橋市内の病院で右肩のリハビリをやった。少しずつではあるが、着実に肩の可動域が広がりつつある。(よしっ、頑張ろう。)

 午前10時30分。群馬交響楽団理事会等に関するウェブ協議。続けて、午前11時からの「新型コロナウイルス関係部局長会議」に出席した。

 知事室で、テイクアウトの昼食(ざるそばとサラダ)を食べた後、前橋市と高崎市を回った。それぞれの市役所で、山本前橋市長、富岡高崎市長とお目にかかった。両市長に「まん延防止等重点措置」の方向性を説明。短くても、有意義な意見交換が出来た。(感謝)

 15時。「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」へ。県内の感染の現状と展望、今後の対策等について議論した。その後も、断続的に、副知事や首席補佐官、秘書課長等との打ち合わせが入った。全て重要な案件だ。

 17時から知事の臨時会見。途中で機材がトラブったが、最後まで慌てずに対応した。

 会見では、「新型コロナ対策本部会議の結果を踏まえ、国に対して『まん延防止等重点措置』の適用を正式に要請した」と発表した。要請の経緯は、(簡単に言うと)次のとおりだ。
 
 これまで、群馬県では、「最初から国に頼るのではなく、先ずは県として出来る限りのことをやる」という方針のもとで、感染拡大を防ぐためのあらゆる対策を講じて来た。

 しかしながら、本県における感染状況は、過去最悪のレベルまで悪化している。(ブログの末尾に添付した数値のスライドを参照。)具体的には、感染状況を測る重要な指標である「新規感染者数」と「病床稼働率」の2つの数字が、国のステージ4の水準を越えている。

 特に、病床稼働率の上昇傾向があまりに急激だ。医療提供体制のひっ迫を避けるためには、この段階で「思い切った強い措置」を講じる必要がある。さもなければ、県民の生命と生活を守っていくことは出来ない。そう判断した。

 もちろん、今も、「可能なら、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の適用は受けたくない」という思いは変わっていない。が、感染拡大が止まっていない以上、国への要請もやむを得ないと考えている。
 
 もし、政府の「まん延防止等重点措置」が適用されたら、県民の皆さん、事業者の皆さんに、再び多大なるご不便とご負担をおかけすることになる。この点は、とても心苦しいし、申し訳ないと思う。が、先ずは今の感染拡大を早急に食い止めなければならない。改めて、県民の方々の理解とご協力をお願い申し上げます。

 会見のより詳しい内容に関しては、次回以降のブログで説明する。