2021年5月8日:パート2

 

 20時過ぎ。ジャズピアノを聴きながら、パソコンの電源を入れた。

 今晩は早めに運動を済ませた。インナーマッスルを鍛えるための軽い運動(バーベル)をやり、30分、ランニングマシンで走った。(ふう)熱いミルクティーを飲みながら、本日2本目のブログ(前回の続き)を書く。

 「県営ワクチン接種センター(仮称)」を設置する目的は、以下の3つだ。

(1)市町村の接種を補完する。

 何度も言っているように、県の接種センターは、実施主体である市町村の運営に横槍を入れるものではない。最大の狙いは、市町村の接種を補完することだ。例えば、高齢者への接種が「8月以降までかかる」としている自治体もある。そうした市町村を支援することで、7月末までの接種完了を目指す。

(2)接種全体を加速化する。
 
 県内における現在の深刻な感染状況、特に変異株の広がり等を考えると、最大の「コロナ対策」が「一刻も早いワクチン接種」であることは間違いない。そのため、高齢者への接種が終わる予定の7月以降は、県のワクチンセンターをより積極的に活用し、県全体のワクチン接種を加速させる。目標は、来年2月までとされている全県民の接種を、何とか11月末までに終わらせることだ。

(3)円滑な接種を推進する。

 今月末には、モデルナ製ワクチンが薬事承認される見通しだ。現在、全国的にファイザー製ワクチンが使用されていることから、今後、両社のワクチンが混在し、混乱することも予想される。

 こうした混乱を防ぐため、県で設置するセンターで使用するワクチンはモデルナ製とし、市町村が使用するワクチンはファイザー製と明確に区分する。2種類のワクチンの混在を避けることで、円滑な接種に繋げていきたいと考えている。

 さらには、センター設置と並行して、市町村における接種体制の増強も不可欠だ。県として、センター設置の準備に力を注ぐと同時に、市町村の接種体制の増強に関しても、引き続き最大限の支援を行っていく。

 続いて、センターの概要を説明する。

 開設の時期に関しては、先週の会見で、「6月中を目処に開設する」と発表していた。が、昨日の河野大臣との意見交換も踏まえ、これを「6月初旬」に前倒ししたいと思う。

 上記の日程を念頭に、モデルナ製ワクチンの薬事承認後、速やかに県内での接種が可能となるような体制整備を図っていく。

 設置場所については、医療関係者が比較的少なく、高齢者接種への支援が必要となる見込みの「東毛地域」に立ち上げる方向で調整を進めている。このセンターの稼働により、1つ目の目的である「高齢者接種の7月末までの完了」を後押しする。

 東毛地域のセンターが稼働した後には、2つ目の目的である「県全体のワクチン接種の加速化」を実現するため、その他の地域における県営ワクチン接種センターの設置も検討する。この点に関しても、準備を急ぎたいと思う。

 施設の規模については、1日当たり1,000回の接種が可能な施設規模を目指す。現状の試算において、高齢者接種を7月末までに完了させるためには、県内全体で1日当たり約7,800回の接種が必要となる。

 主に東毛地域において、1日約1,000回の接種を補完出来れば、必要接種数7,800回の達成が可能となる計算だ。

 加えて言うと、高齢者接種後に行われる「一般接種」を11月末までに完了させるとすると、県内全体で、1日当たりの接種を7,800回から、さらに約1万回へと増やす必要が出て来る。この必要接種数1万回の確保を目指し、速やかに接種体制の増強を図っていく方針だ。

 さあ、これから米国の最新ニュースをチェックする。次回のブログでは、センター設置に向けた取り組みと、河野大臣への要望の中身に触れる。