2021年5月7日:パート5

 23時30分。高崎の自宅にいる。

 少し前に意識を取り戻した。熱くて、濃い紅茶(ストレート)を飲みながら、本日最後のブログを書く。

 15時からの記者会見を終え、幾つかの打ち合わせをやった後、17時過ぎから「新型コロナウイルス関係部局長会議」を招集した。新型コロナ感染の現状と今後の対応について協議した。

 今の流れだと、明日の新規感染者は100名を超え、過去最多になることは、ほぼ間違いない。場合によっては、120名近くまで増えるかもしれない。恐らく明後日も100人台が続く。

 来週の月曜には少し下がる気がするものの、火曜日の数字によっては、西村大臣に何らかの要請をせざる得なくなると思う。

 15時からの会見では、県民に対して「群馬県が危機的状況にある」ことを強く訴えた。県民の方々の協力なしに、この窮地を乗り越えることは出来ない。不要不急の外出自粛要請に関しても、改めて県民の皆様に協力を呼びかけた。

 

 こうして再び県民の皆様にご負担をおかけしなければならない状況になってしまったことは、大変、申し訳ないと感じている。が、オール群馬で力を合わせて、この試練を乗り越えたいと考えている。

 

 群馬県としても、各種検査の確実な実施やクラスターの早期封じ込め、県公式SNSでの発信、県の広報車、地元のテレビやラジオ、市町村と連携した防災行政無線や登録制メールによる呼びかけ等、様々な手段を通じた広報、啓発を強化していく方針だ。

 

 場合によっては、(少しでも効果があるなら)知事自らが広報車でマイクを握り、感染防止対策への協力を訴えることも検討する。

 

 ちなみに、本日の定例会見の主要テーマは、県営の「ワクチン接種センター(仮称)」だった。群馬県医師会の須藤英仁会長にも同席していただいた。(感謝)

 県営の「ワクチン接種センター」については、先週4月30日(金)の臨時記者会見で、設置の方針を発表済みだ。センターの早期設置が実現すれば、国からモデルナ製ワクチンを供給が受けられる。県全体の接種スピードの飛躍的な向上が期待出来る。

 現在、県では、このセンターの設置を「最重要事項」と位置づけ、全庁を挙げて取り組んでいる。が、実際の設置・運営に関しては、県内市町村はもちろんのこと、医師会等関係機関との連携&調整が不可欠だ。その意味で、今日、須藤医師会長と並んで会見が出来たことには、大きな意味があった。須藤会長、ありがとうございました。

 ここまで書いたところで、再び睡魔が襲って来た。会見の詳しい内容は、次回のブログで。

        <県医師会長と並んで記者会見室に登場>