2021年5月4日

 20時30分。高崎の自宅からのブログ。

 県内での新型コロナ感染者の急増という事態を受け、今日(火曜日)から、群馬県全体の警戒度が「4」に引き上げられた。午後、食料の買い出しを兼ねて、高崎駅周辺を視察した。

 天気が良かったこともあり、思った以上に大勢の人たちがいた。確かに、高齢者や子供連れの夫婦は、いつもより少ない。が、その分、若者の数が多かった。

 やはり、若い世代には、感染防止対策の徹底を訴える県のメッセージが届いていない。明日の関係部局との会議でも、よく対応を協議する。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は62名。伊勢崎地区が16名、高崎市が15名、前橋市が11名だ。変異株による感染者も新たに6名。累計で123名になった。感染経路不明が5割。60代以上の陽性者は13%だった。

 昨日(60名)と同レベルではあるが、この数字は恐らく連休中で検査数が減っているからだ。全く油断出来ない。実際には(連休でなければ)80〜100名くらいの感染者が出ていると考えた方がいい。他の都道府県も状況だろう。

 それはそうと、昨日の臨時会見で、本日からの警戒度「4」に引き上げることと、不要不急の外出自粛を要請することを発表した。具体的な内容を改めて説明する。先ずは「不要不急の外出自粛要請」の意図について。

 本日(4日火曜日)から、県内全体に「不要不急の外出自粛要請」をお願いしている。県民の皆様には、日用品の買い物、通勤・通学・通院等を除き、不要不急の外出を自粛いただきたいと思う。特に20時以降の外出については極力控えていただくよう、重ねてお願い申し上げます。

 「不要不急の外出自粛」は、相当に強い措置だ。知事として「こうした要請は可能な限り避けたい」と言い続けて来た。が、この段階で、県民の方々にご協力をいただかなければ、今後(連休後)、政府にまん延防止等重点措置を要請する可能性が出てくる。最悪の事態を回避するため、県民の皆様のご理解・ご協力を、改めてお願いしたいと思う。

 特に、飲食を主としたカラオケ店、具体的にはカラオケ喫茶や昼営業のスナックなどでの感染事例が全国的に多くなっている状況だ。そのことを踏まえ、こうした店舗においては、カラオケ設備の利用の自粛も、併せてお願いしたいと考えている。

 次回のブログでは、営業時間短縮要請の内容について書く。

 さあ、遅めの夕食を食べないと。