2021年4月19日:パート2

 22時30分。熱い紅茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 少し前に運動した。その後の熱いシャワーが気持ち良かった。スッキリした頭で、本日2本目の短いブログを書く。

 毎回のことではあるが、改めて「マスコミの世論調査の信頼度の低さ」が露呈される出来事があった。全く同じ時期(4月17、18日)に実施された2つの主要マスコミによる世論調査の数字(内閣支持率)が、再び大きく食い違ったのだ。

 テレビ朝日の調査だと菅内閣の支持率は36、3%、不支持率は37、4%。これに対して、産経・FNNの調査では、内閣支持率は52、3%、不支持率は41、9%だった。

 支持率52%の内閣と、支持率36%の内閣では、全く置かれている状況が違う。総理の解散時期の判断にも、大きく影響するはずだ。そもそも内閣支持率の数字が16ポイントも離れているなら、どちらが実態なのか、国民には全く分からない。国民を混乱させるだけの調査なら、やらない方がマシだ。(苦笑)皆さん、そうは思いませんか?!

 もちろん、個人的には、産経・FNNの数字を信じたい。が、やっぱり、総理官邸はNHKの数値だけフォローしていればいい。そのことを再認識した。

 さて、今回、県内で2例目となる豚熱(CSF)の発生を防げなかったことで、改めて次の事実を突きつけられた。それは、「いかなる対策を講じても、(豚熱のウイルスが存在する限り)豚熱の発生リスクをゼロにすることは出来ない」ということだ。

 前回のブログでも言及したが、対策の3つの柱(飼養衛生管理基準の遵守徹底、野生イノシシ対策、効果的なワクチン接種)を強化し、実践していく。それ以外の方法はない。

 その中でも、野生イノシシ対策には、一層の力を入れていきたいと考えている。感染リスクを低減させる最初のステップとして、野生イノシシの生息数を早期に半減させる方針を決めた。先ずは、今年度の捕獲目標頭数である7,200頭を前倒しで達成したい。そのために、市や関係団体等との更なる協力を図りつつ、感染源となる野生イノシシの捕獲を強化する。

 皆さん、ご存知ですか?ひと口に捕獲と言っても、大きく分けて2種類あるということを。狩猟期間中に主に銃やワナを使って行う狩猟捕獲と、農業被害等を防止するために市町村の許可を得て行う有害捕獲だ。

 銃による狩猟期間は、法律で11月から2月までに限定されている。つまり、現在はオフシーズンにあたる。このため、当面はワナによる有害捕獲を強化していく方針だ。

 具体的には、捕獲を知らせる発信機能が付いた「くくりワナ」を設置し、イノシシの捕獲効率を高める。前橋市を含む養豚の盛んな市町村を「緊急捕獲エリア」に設定した上で、上記の「くくりワナ」を養豚場周辺において重点的に設置していく計画だ。

 加えて、デジタル技術の活用によって、出来るだけ早くワナの機能を強化する。設置場所に近づかなくても状況をリアルタイムに把握出来るようなシステムの改良を急いでいるところだ。

 加えて、捕獲頭数の増加を促すため、期間を限定して、有害捕獲による奨励金を1頭当たり4千円から8千円に倍増する。

 群馬県は、次の3年間でデジタル先端県(全国で5番以内)になるという目標を掲げている。デジタル化を推進する主な目的は、新しい価値を創造することと、地域課題の解決を図ることだ。もし、養豚農家による飼養衛生管理基準の遵守徹底や野生イノシシの捕獲強化のような分野でデジタル化による成果を生み出すことが出来れば、地域課題解決の最も分かりやすい実例になると期待している。

 あ、Youtubeで欧米の最新ニュースをチェックしないと。英語の勉強としても最高だ。

追伸:経口ワクチンの散布についても、より効果的な方法による実施を検討。早期発見を可能にするため、重点エリアでのイノシシの豚熱感染状況のモニタリングにも着手する。