2021年4月19日

 15時過ぎ。今日はテレワークの月曜日。午前中はウェブ会議で関係部局と協議した。

 少し前に、角田農政部長から電話があった。今回の豚熱事案に関しては、全ての処理が終わった。が、栃木県等での発生事例を考えると、全く気が抜けない。飼養衛生管理基準の遵守徹底、野生イノシシ緊急対策、効果的なワクチン接種等の対策を、迅速に実行していく必要がある。

 新型コロナ感染症に関しては、武藤健康福祉部長とも連絡を取った。本日の県内の新規感染者は13名。ようやく10名台に下がった。が、週末で検査数が減っている影響もある。経路不明者は3名。変異株が新たに2件見つかり、累計で41名となった。60代以上の陽性者は15%だった。

 新型コロナ感染者は、どう考えても水曜、木曜、金曜が多くなる。予断は許さないが、病床稼働率は2割台後半で踏み止まっている。このペースを維持出来れば、まだ経済を回す余地はある。頑張れ、群馬県。

 話題は変わるが、最近、とても嬉しいことがあった。4月に就任した県立県民健康科学大学の柏倉学長から、国家試験に関する同大学の快挙について報告があったからだ。

 県立県民健康科学大学では、保健医療分野の専門職である看護師、保健師及び診療放射線技師の人材養成を行っている。3月末に発表された令和2年度の国会試験において、同大学が、上記の3つの専門職に関する「新卒者合格率100%」を達成した。

 これは、令和元年度に続く2年連続の快挙。開学以来の出来事だ。しかも、この3職種の養成を行っている全国の大学の中でも、唯一の実績だった。

 看護師、保健師、診療放射線技師を目指す皆さん、群馬県にこの分野で最高の実績を上げている大学があることを、ぜひ知っておいてください。

 「県庁における部長級の女性幹部の数と比率」に続き、またひとつ、群馬県に全国一と言えるものが出現した。知事として、とても誇らしく感じる。県立県民健康科学大学の存在を、もっと積極的に内外にPRしていきたいと思う。

 長く続くコロナ禍で、医療従事者の人たちへの期待は益々、高まっている。県立県民健康科学大学には、今後とも高度な知識・技術をもった人材育成をお願いしたい。

 加えて言うと、もうひとつの県立大学である、女子大学も、小林学長のリーダーシップのもとで、存在感を発揮している。現職の知事が客員教授として全回、教鞭を取った特別講座「知事と語り合う地域政策論」も、復活予定だ。プログラムの詳細が決まり次第、会見等で発表する。

 あ、お湯が沸いた。もう一杯、熱いミルクティーを飲む。

 

      <群馬県に保険医療分野で最高レベルの大学がある。>