2021年4月15日:パート2

 昼12時過ぎ。知事執務室からのブログ。

 午前10時過ぎ。宇留賀副知事から某プロジェクトの進捗状況を聞いた。新型コロナや豚熱の問題についても議論した。これまでのやり方を変えるのは、容易なことではない。が、あらゆる手段で現場の生産性を引き上げることが、職員の負担を減らすことに繋がる。

 午前11時。議会運営委員会に出席。知事提出議案の説明を行なった。内容は、豚熱の緊急対策と愛郷プロジェクト第2弾の追加分(日帰りキャンペーン等)に関する補正予算。明日の県議会本会議(臨時議会)での審議をお願いしている。

 目の前に、最新の新型コロナ感染状況を記した2枚のホワイトボードがある。昨日の新規感染者は56名まで急増。今日はもう少し減ると思うが、それでも(目標の20人未満を超える)高い水準になる見込みだ。

 昨日の時点で、1日あたりの新規感染者数の平均は29、9人。かなり厳しい数字だ。県の決めた目安を、10人も超過している。経路不明の感染者の割合は32、1%。まだ7割近くは追えている状態だ。PCR検査の陽性率は5、1%。警戒度判定の基準となる7%には達していない。

 他方で、最も重要な新型コロナ向け病床の稼働率は、(昨日の56人を含めても)21、1%に留まっている。この数値も、「現在、実施中の地域活性化事業『愛郷プロジェクト』をどこまで、どう実施出来るか?」を判断するための重要な指標の1つになる。

 ちなみに、「直近1週間における10万人あたりの感染者数」は、全国18位まで悪化した。もっと順位が上がってしまうのではと思っていたが、それでもこのレベル。それだけ、他の都道府県の数字も上昇しているということだろう。

 報道によると、埼玉、神奈川、愛知も、政府に対して「まん延防止等特別措置」を要請する方針のようだ。群馬、栃木、茨城の北関東地域には、まだ何の動きもない。周辺の情勢もよく見極めていく必要がある。
 
 本日午前10時に、新型コロナ感染症対策会議を書面で開催した。この結果を受けて、15時の定例会見で、県の新たな対応方針を発表する。

追伸:午前11時30分。高木勉 渋川市長が来訪。「高崎ー渋川線バイパス」全面開通の御礼だった。新型コロナ感染症や豚熱問題についても意見交換した。

    <高木渋川市長(元副知事)は高校の先輩でもある。>