2021年4月6日

 昼12時。知事室にいる。そろそろ、テイクアウトの照り焼き丼が届く頃だ。その前に、本日最初のブログを書き始めた。

 午前10時から音楽センターで開催された高崎経済大学の入学式へ。知事に案内が来たのは、恐らく初めてだと思う。来賓として、次のような趣旨の祝辞を述べた。

 「高崎経済大学新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。新型コロナ感染症対策もあって、この場には同席していただけなかった皆さんのご両親やご家族も、喜んでおられることと思います。」

 「県内はもちろんのこと、全国各地から大勢の優秀な皆さんに集まっていただいたと伺っています。群馬県知事として、県外の皆さんも、大いに歓迎させていただきます。」

 実際、高崎経済大学の学生の約7割は、県外から入学していると聞いた。それだけ、全国の学生を惹きつける魅力があるということだ。

 そのことを念頭に、こう話した。

 「実は秘書課と知事日程の打ち合わせをした際、この入学式には知事がわざわざ行かなくてのいいのではないかという意見もありました。高崎市長も来られるし、挨拶も後のほうになるということでした。が、私が『ぜひ行きたい。学長や市長の挨拶も聞きたい』と頼んで、時間を調整させてもらったのです。なぜなら、この大学の存在に、以前から、とても注目をしていたからです。」

 「今日の入学式が始まる前、来賓控え室で、理事長や学長、OBの方々とお話をする機会がありました。皆さんもご存知のように、この学校は1957年に開学して以来、地域の企業や行政との連携を重視して来ました。ここから、大勢の地域のリーダーが輩出されています。」

 こう話しながら、地元後援会の幹部で、頼りになる兄貴分でもある某企業の経営者の顔が浮かんだ。高崎経済大学の10期生でもあるこの人が、この大学の応援団を創設したことも思い出した。

 さらに、言葉を続けた。

 「先ほど市長からも話がありましたが、高経大の皆さんには、フィールドワークやセミナー等を通じ、実際に県内の地域振興や地方創生に協力をいただいています。場所は高崎の中心市街地だったでしょうか。学生が運営する『カフェあすなろ』の活動も、スゴく面白いと思います。地域に根ざした活動という点で、この大学は全国の公立大学の中でも、トップクラスの高い評価を得ている。それは間違いありません。」

 「せっかくの機会なので、今日は私から新入生の皆さんに対して、伝えたいメッセージがあります。それは、『何のために勉強するのか?』を考えながら、4年間を過ごして欲しいということです。」

 あ、美味しそうなランチが来た。この続きは、次回のブログで。