2021年3月30日:パート2

 22時過ぎ。熱いミルクティーを飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 18時30分。県庁前で開催された「聖火リレーの出発式」に参加。会場には、傘を持ったマスク姿の県民が集まっていた。

 司会者の県職員(元テレビ局のアナウンサー)と言葉を交わしながら、中学生ランナーの登場を待った。司会者からは、新型コロナ感染防止の観点から、「大きな声援などは控えていただく」などの注意喚起があった。

 10分後、雨模様の天候の中、中学生ランナーが聖火のトーチを持って走り始めた。爽やかな後ろ姿に拍手を送りながら、こう思った。

 「いろいろ難しい問題はあると思うが、東京オリパラ、ぜひ実現して欲しい。コロナ禍での五輪の開催は、いろいろな意味で、人類史に残るイベントになる」と。