2021年3月25日:パート2

 22時過ぎ。熱い紅茶を飲みながらのブログ。

 政治家・山本一太は、知事選も含め、これまで5回の全県選挙を戦った。もちろん大勢の方々に助けていただいたお陰ではあるが、全て圧勝した。

 4回目と5回目の選挙に於いては、得票数、得票率の両面で、直近の衆院選における県内5つの小選挙区の5人の自民党国会議員の数値を上回っている。

 その自分が、誰かに選挙に関するアドバイスをする時は、必ずちゃんとした(最新のデータや情勢分析に基づく)理由がある。そもそも、本当に相手のことを思っていなかったら、余計な助言なんてしない。

 選挙は命がけの真剣勝負だ。1%の油断も禁物なのだ。大きく深呼吸をし、悔しさをグッと飲み込んで、こうつぶやいた。「まあ、何でも前向きに考えよう」と。

 さあ、気分を変えて、ブログの続きを書く。ここからは、「なぜ菅総理を応援し続けるのか?」シリーズの続編だ。

 昨日の午前11時過ぎ。総理官邸で菅総理に面会。濃密な20分間だった。総理が「とても元気そうだった」ことは、前々回のブログで触れたとおりだ。

 冒頭、緊急事態宣言を解除した総理の決断を支持していることを伝えた。続けて、群馬県の現状や今後の対策についても説明した。次のような趣旨の話をさせてもらった。

 「総理、群馬県では、ウイルスの根絶は難しいという現実を踏まえ、地域の経済活動を回すための3つの基準を決めました。第1に、直近1週間の1日あたりの新規感染者数を20人未満に抑えること。第2に、現時点で現実的に対応可能な病床として確保している400床を、出来るだけ早く450床まで積み増すこと。第3に、前述した数値を維持することで、県内の病床稼働率を2割台に留めることです。」

 「県内各地の時短要請を全て解除した後、新規感染者数と病床稼働率は、ほぼ目標値をクリアしている状態です。これを受けて、(明日以降の感染動向も見極めつつ)3月26日から、群馬県独自の県内観光促進キャンペーン『愛郷ぐんまプロジェクト』の第2弾を打ち出そうと考えています。財政規模も内容も前回とほぼ同じ。30万人泊以上を目指す地域振興のための事業です。」

 「もちろん、このプロジェクトの実施によって、感染者のリバウンドが起こるリスクはあると思っています。実際、感染の急拡大に見舞われ、独自の緊急事態宣言を出した県もありますし、1都3県の緊急事態宣言が外れたばかりの状況です。その中で、首都圏に位置する群馬県が(全国に先駆けて)これだけ本格的な経済活性化策を実行することには、様々な見方があるかもしれません。」

 「当然、知事に対する批判もあるとは思いますが、ピンポイントの感染防止対策を強化しつつ、この段階で、政策のベクトルを(何とか)『地域経済回復のための施策』に移していきたいと考えています。」

 「総理、群馬県知事として目指すべき方向性(感染防止と経済の両立)は、政府(総理)と同じです。今後も政府とよく連携し、力を合わせて地域経済の回復を成し遂げていきたいと思います。」

 総理は大きく頷いていた。

 あ、そろそろ運動しないと。明朝は前橋市内の病院で右肩のリハビリをやる。午前2時前には、布団に潜り込みたい。この続きは、その③で。

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