2021年3月22日:パート2

 20時過ぎ。熱い紅茶を片手に、本日2本目のブログを書き始めた。

 本日、県内で判明した新型コロナ新規感染者は12名。昨日、今日と10人台前半に収まっている。今日は東京も200人以下。北関東(茨城、栃木)の数値も落ち着いている。問題は、検査数が増える明日(火曜日)からの動きだ。

 県内の陽性者12名のうち、感染経路不明の人が5人。60代以上が半数だった。新型コロナ向け病床の稼働率は2割台(23%)を維持している。

 さて、本日15時からの「第3回感染症対策産業経済総合支援本部会議」には、オンラインで出席した。いつもは知事が務める進行役を、宇留賀副知事にお願いした。今回も、県内金融機関や経済関係団体の代表者の方々に集まってもらった。(感謝)

 会議では、新型コロナ禍の各産業分野の現状や課題について、出席者全員が発言。県の施策に対する評価や今後の課題、県に対する様々な要望を伺った。新型コロナの影響で疲弊した県内産業の状況は、依然として厳しい。新たな経済対策が急務だと感じた。

 知事としては、出来るだけ早期に、県の政策のベクトルを「感染防止対策」(引き続き重要なことは間違いないものの)から「地域経済活性化」にシフトさせたいと考えている。そのために、ここまでピンポイントの感染症封じ込め対策を強化して来たのだ。

 今週の新型コロナ感染の推移もよく見極めた上で、26日(金)から「愛郷ぐんまプロジェクト(県民の観光宿泊支援キャンペーン)」の第2弾を始動させたい。そのための予算は(県議会の同意を得て)確保済みだ

 何度も言うが、ウイルスを根絶することは非現実的だ。そうだとすれば、感染を上手にコントロールしながら、どこかで「地域経済を動かす」最初の一歩を踏み出す勇気を持たねばならない。県民の健康と生命(感染防止)を守ると同時に、県民の暮らし(経済活動)も支えていかねばならないからだ。

     <15時からの会議。こんなに大きい顔の画面だったのか?!>