2021年3月20日:パート2

 20時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は25名。太田地区がやはり最多の9名。県全体では、再び20名を上回った。家庭内感染が散見されるものの、感染経路の8割は追えている。

 現地の保健所が、個々の案件に迅速に対応中。感染の内容や傾向を十分に分析し、明日からの対策に生かしていくことが大事だ。

 現時点で、直近1週間の「1日あたり新規感染者数」は18人。目標(20人未満)ギリギリの水準だ。ここから踏ん張らないと、「経済対策にベクトルを移す」ことが難しくなる。高齢者施設でのクラスター防止、外国人コミュニティーへの働きかけを、更に強化していきたい。

 14時30分。館林駅に到着。須藤和臣市長(候補予定者)の街頭演説会(館林駅西口)に足を運んだ。野外に置かれた2つの小さなステージに、知事と市長が並んで立った。直後に、約1時間の野外パフォーマンが始まった。

 肌寒い気候ではあったが、ある種の熱気に包まれていた。お年寄りはもちろん、若者や女性も大勢いた。聴衆の反応は、とても温かった。

 集まってくれた方々のマスク装着率は100%。大声で会話を交わすような人もいなかった。やっぱり、館林市民は新型コロナ感染症に対する意識が高い。

 最初に山本一太の応援演説。続けて、須藤市長がマイクを握った。明日から始まる市長選挙の候補予定者として、館林市の将来ビジョンや具体的な政策を熱く語った。後半の30分は、2人の対談形式。新型コロナ対策、防災対策、合併問題等について議論を交わした。最後まで、いいテンポで交互に言霊を放った。

 須藤市長の演説を聞きながら、改めてこう確信した。

 「未来の街づくりに向けた明確なビジョン、ブレない政治哲学。それらを市民に分かりやすく、論理的に伝えることの出来るコミュニケーション能力。どれをとっても、素晴らしい市長だ。この市長の続投こそ、館林の未来に繋がる」と。

 明日(告示日)の出陣式、投票日前の決起集会にも必ず顔を出す。遊説カーでもマイクを握る。そりゃあ、そうだろう。自分は、現職陣営の「応援団長」なのだ。

追伸:今回の市長選挙では、自民党の県議を経験している2人の候補予定者のうちの1人を、自民党県連の推薦候補にしようとする動きがあった。が、最終的には、自民党総務会が「2人とも推薦しない」方針を決めた。さすがだと思う。

 が、万一、ライバル候補だけが自民党推薦候補となった場合でも(それはあり得ないと思っていたが)、須藤市長を応援する自民党支持者の票が、全て相手候補に流れるなどということは起こらないと考えていた。

 それもそのはず。館林市民(有権者)は、(職業や社会的な立場は違っても)それぞれの人生を、真面目に、誇りを持って生きている「独立自尊の人たち」なのだ。

 例えば自分が応援している市議から、「市長選はこの人を支持してくれ」などと言われたとする。が、そんな言葉に、唯々諾々と従うわけがない。理由は明白。1人1人の市民が、「市議選と市長選は違う。誰が次の市長にふさわしいのかは、自分自身の判断で決める」と考えているに違いないからだ。

 仮に、自分たちが所属する業界や組織が何かの方針を決めたとしても、独立自尊の魂は動かせない。そもそも、どんな組織だって、それを構成する1人1人の意思で成り立っている。「無理強い」なんて出来るわけがない。県内に約70ある山本一太後援会だって、そうだもの。

 ましてや、自分たちの街の未来を左右するリーダーを決める選挙でしょう?市民1人1人が、最後は必ず個々の意思に従って行動する。どちらを推すかを決める。自分はそう信じている。

 館林市民の皆さん、もう一度、2人の候補者の公約をよく見比べてみてください。先日、ケーブルTVで放送された政策討論会の動画を見てみてください。今日の街頭演説会の様子の動画も、(騙されたと思って?)チェックしてみてください。

 その上で、「どちらの候補者が、より明確な街づくりの戦略や具体的なビジョンを持っているのか?!」「どちらの候補者が新型コロナ感染症や激甚化する災害の脅威から市民の健康と暮らしを守れるのか?!」「どちらの候補者が市長になれば、県との連携強化が図れるのか?!」「どちらの候補者がより清廉で、古い政治文化に縛られていないか?!」を、じっくり考えていただきたいのです。

 自分は、館林市民の皆さんの「良識」と「人情」を信じている。

       <盛り上がった知事と市長による街頭での議論>