2021年3月20日

 午前8時30分。高崎の自宅でパソコンを起動させた。熱いミルクティーが美味しい。

 明日(3月21日)、館林市長選挙が告示となる。保守系による一騎打ちの構図だ。

 本日の午後、現職の須藤和臣候補予定者の応援で、館林市内に入る。当然、明日(告示日)の出陣式にも足を運ぶ。出陣式には、須藤市長と県議当選が同期の萩原渉県議会議長も、駆けつけてくれると聞いた。いかにも、信義に厚い萩原議長らしい。

 地元選出で、現職の自民党県議である泉沢信哉(しんや)県議も、須藤市長への支持を鮮明にしている。須藤陣営にとって、これほど力強いことはない。(感謝)

 須藤市長には、自民党県議として10年以上、地元のために奔走した実績がある。24年間、国会議員として活動した山本一太が自民党県連会長だった時には、当時、県議だった須藤市長にお願いして、県連会長肝いりの「群馬県ブランド力強化チーム」にも加わってもらった。

 自民党県連会長という言葉を聞くと、今も様々なシーンが思い浮かぶ。自分が会長を務めていた時代には、(中央だけでなく地元の様々な問題でも)与党である公明党の議員の方々と、様々な場面で助け合うことが出来た。(改めて感謝)国政選挙等での調整は大変だったが、(振り返ると)充実した毎日だった。

 今回、両候補予定者とも、特定の政党の推薦は受けていない。市議会の支持は、真っ2つに割れている。いずれにせよ、「2人の候補者が同じ条件で堂々と戦う」状況になっていることは、スゴく良かったと思う。

 ちなみに、自民党支持者の皆さんの中にも、須藤市長を支持してくれる人たちは大勢いると信じている。

 館林市長選挙をめぐっては、3月18日付の朝日新聞(群馬版)に、「館林市長選、また保守分裂〜改革路線現職か、調整型新顔か」という記事が掲載された。選挙戦の内幕に鋭く切り込んでいる。記事の文中に、次のような件があった。

 「多田氏と須藤氏の合併への姿勢は対照的だ。『対話を強調』を掲げる多田氏は『対等合併でいい。板倉の要求を丸のみする』と推進の立場。一方、持続可能なまちづくりへの改革を続ける須藤氏は『老朽施設を多数抱える館林は、膨らむ維持管理費で財政が厳しい。館林を窮地に追い込む合併はしたくない』と慎重姿勢を崩さない。」

 この記事を読んで、「合併問題は、今回の市長選の大きな争点の1つになる」と感じた。

 国会議員と知事の両方を経験している自分の目から見ると、現段階での周辺自治体との合併に慎重な須藤市長の考え方が正しいと思う。合併は、間違いなく館林市の財政を圧迫する。それでもやるというなら、デメリットを上回るメリットが必要だ。特に重視すべきは、「合併後も、現在の市民サービスの水準を維持出来るかどうか?」という点だ。

 本当に合併するなら、緻密な戦略と確固たる展望、地域間の信頼関係が不可欠だ。そうじゃないと、(合併した後で)「こんなはずじゃなかった」となることは目に見えている。ましてや、合併相手の要求を『丸のみする』などということがあってはならない。この点でも、須藤市長の考え方は「市民ファースト」だと強く感じる。

 館林市民の皆さん、新型コロナへの対応でも、防災対策でも、全国トップクラスの現職市長を、「周辺自治体との合併に慎重だから」「合併をしたがっている他の自治体の要求を丸のみしないから」みたいな理由で変えようとする人たちがいるとすれば、それは明らかに間違っています。(断言)もう一度、よく考えてみてください。

追伸:上述した朝日新聞(群馬版)の記事は、こんなふうに締めくくられている。

 「多田氏側に転じた市議は、須藤氏を『政策通』と認めており、『対コロナ禍や防災対策はやり過ぎるくらいやっている』と評価する。ではなぜ離反したのかを尋ねると、こう答えた。『ボタンの掛け違いが修復できないレベルになることもある』」

 何度も言っているように、今回の館林市長選挙戦は、最後まで予断を許さない厳しい戦いだ。が、万一、須藤候補予定者が再選を果たすことが出来た場合は、市議の人たちとの関係を今まで以上に大切にして欲しいと思う。「館林地域を良くしたい」という思いは、市長も市議も同じなのだ。きっと分かってもらえる。

 が、そのためには、まず死に物狂いで勝ち抜かねばならない。今日も「魂を込めた言霊」を炸裂させる。

 

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