2021年3月12日:パート2

 23時過ぎ。炭酸水を飲みながら、パソコンのブログ更新画面に向かっている。

 前回のブログでチラッと触れたが、本日、県内で判明した新規感染者は20名。太田地域で10人の感染が出たことが大きい。関係部局に迅速な対応を指示した。

 重要な指標である「新型コロナ向け病床稼働率」は、現時点で17、5%まで落ちて来ている。目標の2割台を下回っている状態だ。

 20人の新規陽性者が確認されたとしても、(これまでのデータによると)入院が必要な人は3割程度(6人程度)だ。今日の数字を入れても、病床稼働率は、ほどんど上がらないだろう。

 それはそうと、明日の土曜日(3月13日)、県庁32階の官民共創スペース「NETSUGEN」で「始動人Jr.キャンプ成果発表会」を開催する。

 本事業は、10年後、20年後の主役となる中高生世代を対象にした「地域課題解決型学習プログラム」だ。

 このブログにも度々、登場する「始動人」は、群馬県が新たな教育モデルを通じて育成を図ろうとしている新時代の人材のことだ。

 変化が激しく、答えのない時代にあっては、偏差値の高い大学に入学するとか、大企業に就職するとか、誰もが同じ方向に向かう競争に強い人間を育てるという発想を変える必要がある。群馬が求めているのは、自分の頭で未来を考え、他人が目指さない領域で動き出す力を持った人材だ。

 過去のブログでも指摘したが、特別な才能や能力を持つ人だけが始動人を目指せるというわけではない。実は、誰もが始動人のカケラを持っている。

 今回、本年1月30日から約2ヶ月間に渡り、若き始動人を生み出すための企画「始動人Jr.キャンプ」を実施している。キャンプには、22名の中高生が参加している。

 Jr.キャンプでは、群馬大学の浅尾高行教授、高崎健康福祉大学の中村賢治講師のコーディネートのもと、人口知能などの「先端技術に関する学習」や、民間で活躍する「ITクリエイター」との交流、経済産業省の協力による「ビッグデータ分析」、地域・社会課題の解決策を考える「アイディアソン」等の活動を行なっていると聞いた。

 特に嬉しかったのは、この事業に参加してくれた22名の中高生が、学校のテストの合間を縫いながら、旺盛な探究心と熱意を持って、このプログラムに取り組んでいたという報告を受けたことだ。

 発表会の当日(明日)は、知事である自分もコメンテーターを務める。ゲストコメンテーターとして、タレントの池澤あやかさんにも出演していただけるようだ。

 「始動人Jr.」たちの2ヶ月の成果に、とても注目している。スゴく楽しみだ。

      <平沢復興大臣の説明能力に感銘。とても勉強になった。>


       <後半のコーナーは新型コロナ最新状況の報告>