2021年3月11日

 今日は3月11日。戦後最大の自然災害となった「東日本大震災」の発生から10年になる。テレビの画面に映し出された数々の衝撃の映像は、今も心に深く刻まれている。

 一瞬にして住み慣れた我が家を破壊され、愛する肉親や友人を失い、生活の全てを奪われた被災者の方々の痛みや苦しみは、想像もつかない。

 あの大災害で犠牲となられた方々に、改めて衷心より追悼の意を表するとともに、今も避難を余儀なくされているお大勢の方々に、心からのお見舞いを申し上げたい。

 第2次安倍政権で閣僚に任命された。最初の閣議で、安倍総理(当時)がこう話していたのを憶えている。

 「東北の復興無くして、日本の再生はない。安倍内閣の閣僚は、全員が復興担当大臣だ。そのことを頭に置いて、それぞれの職務に取り組んで欲しい。」

 現在でも、被災地に戻れない避難者の人たちが4万人以上いる。群馬県内でも675人の方が暮らしている。そのことを、決して忘れてはならないと思う。

 最も重要なのは、大震災の記憶を風化させないことだ。原発事故のあった福島県を中心に、その後も依然として「風評被害」に悩まされている地域がある。群馬県の一部の農産物も例外ではない。

 明晩の「直滑降ストリーム」で、平沢勝栄復興大臣と対談する。平沢大臣の話を伺いつつ、「復興がまだ道半ば」であることを再認識し、引き続き国民全体でこの問題に向き合っていく決意を新たにする時間にしたいと思う。

追伸:県内の新型コロナ感染症の最新状況(3月10日18時時点)は以下のとおり。

病床稼働率  :19、0%(76名/400床)
 うち重症者用:   4、1%(3名/74床)
宿泊療養稼働率: 5、8%(54名/938室)
入院等調整中 :26名
※県外発生含む
陽性率:2、3%(1週間平均)

 昨日、県内で判明した新規感染者16名を含めても、病床稼働率はほぼ横ばい(微減)の状態だ。1日20人未満に抑えれば、この数値は上がらないということが分かる。

    <昨日の定例会見で言及した愛郷プロジェクト第1弾の効果>