2021年3月3日

 午前10時過ぎ。シリアルを食べながら、パソコンのブログ更新画面に向かっている。

 早朝から活動しているが、午前中はテレワーク。午前9時30分からのオンライン庁議では、新型コロナ問題等について話した。

 世の中には、不条理なことが山ほどある。理屈や論理だけでは動かない。事実を伝えればいいというものでもない。言いたくても言えないことだってあるのだ。

 が、せめて、これだけは書き残しておく。どんな問題にせよ、知事として「現場の職員の気持ちや苦労」を理解する努力が必要だ。いや、かなり分かっていると思う。

 この後、昼過ぎに出勤。午後からは、政策会議等がある。夕方には、新型コロナウイルス関係部局会議を招集している。

追伸:首都圏(1都3県)の緊急事態宣言は、延長される可能性が高まっているようだ。当該地域の知事の人たちが解除に慎重になる気持ちは分かる。同じ立場なら、自分もそう感じるかもしれない。


 そもそも、県内の時短要請を解除するだけでも、勇気の要る決定だった。ましてや、いったん発令した国の緊急事態宣言を「いつ、どんな形で」解除するのか(それとも継続するのか)を判断するのは難しい。

 感染拡大防止には効果がある。が、継続すればするほど、経済へのダメージは蓄積していく。にもかかわらず、一度、発令したら、簡単に解除することが出来なくなる。世論は常に「感染防止対策の優先」を求める傾向があるからだ。

 そう、政府に緊急事態宣言の発令をお願いするのは、最後の切り札だ。が、「諸刃の剣」でもある。何度も言って来たように、最後の手段を使わずに済むなら、それに越したことはない。