2021年2月8日:パート2

 

 20時過ぎ。高崎の自宅にいる。リビングのテーブルの上でブログを書き始めたが、結構、寒い。今週中に、新しい暖房機器を付けてもらわないと、凍死の危機(?)に直面する。(ふう)

 最近、改めて思った。「選挙の弱い政治家はダメだ」と。ちょっと声の大きい人間に凄まれたら、たちまち怯んでしまう。そもそも政治とは権力闘争。TVドラマの「半沢直樹シリーズ」ではないが、やられたら「倍返し」にするくらいの気概が要る。舐められたらお終いだ。

 どの世界も同じに違いない。約束したことは、最後までやり抜く。そうじゃないと、誰からも2度と頼りにされなくなる。周りの目は思ったより厳しい。

 それはそうと、本日、県内で確認された新型コロナ感染者14名に関する情報が集まっている。14名のうち、感染経路が不明の人は約5割。40〜50歳が最多の6割。60代以上は1割だった。

 営業時間の短縮を要請している7市町の状況はどうだろうか?感染者数に関しては、太田地域(7名)がやや多くなっているものの、全体として低く抑えられている。例えば、独自の非常事態宣言を発出している伊勢地区は2名、須藤和臣市長が奮闘している館林地区は1名だ。

 少し前に、吾妻郡の某首長と電話で話をした。数日前にクラスターが発生した同地域の専門学校の動向を、とても気にしていた。「ええ、この学校の関係者に対しては、県からも感染防止対策の徹底を強く呼びかけています」と話しておいた。

 さて、ここからは、今日の臨時会見で発表した令和3年度当初予算案の内容を記す。前回のブログでもチラッと触れたが、令和3年度の当初予算のキャッチコピーは2つ。「新型コロナ封じ込め加速予算」と「新たな未来構築予算」だ。

 令和3年度も、知事の最大の使命は変わらない。新型コロナウイルスの感染拡大を何としても封じ込めることだ。「この強力なウイルスの脅威から、県民の命と健康を守る。同時に暮らしも守る。」今回の予算案でも、そのことを最優先課題とした。

 さらに言うと、2021年は、20年後の未来を見据えて策定した「新・群馬県総合計画(ビジョン)」のスタートの年でもある。新型コロナの影響もあって、財政状況は更に厳しくなりつつある。が、そうした状況にあっても、当初予算案には、「守りを固める」項目だけでなく、「新たに挑戦する」要素を盛り込んだ。

 すなわち、新型コロナ対策の推進に全力を傾注すると同時に、「始動人の育成」や「ぐんまちゃんのブランド力強化」など、群馬県に「新たな富や価値」を生み出す取り組みにも、予算を配分した。コロナ禍においても「前向きな姿勢」を失わない。こうした思いで、新たな予算案を編成した。

 ちなみに、この予算案の審議をお願いするための令和3年第1回定例県議会は、2月17日に招集したいと考えている。

 今日から、予算案の内容を何回かに分けて解説する。先ずは予算規模。令和3年度当初予算案の総額は、7,650億7,700万円。平成20年度以降では、最大の予算規模となった。医療提供体制の確保など、引き続き、コロナ対応に最優先で取り組む必要があるため、前年度に比べて約200億円増加している。

 あ、お湯が沸いた。この続きは次回のブログで。