2021年1月13日:パート2

 20時過ぎ。少し前に帰宅。急いで夕食を済ませ、パソコンの前に座った。

 本日、県内で判明した新型コロナ新規感染者は58名。最も陽性者の数が多くなる傾向のある水曜日の数値であることを考えると、「何とかこのレベルに収まった」というのが正しい表現だと思う。

 が、問題は明日(木)と明後日(金)の数字だ。先週は木曜日に80名を超え、金曜日に100名に達している。ここから減少に転ずるのかどうかは、まだ分からない。苦しい持久戦は、まだまだ続く。

 18時30分。記者たちの囲み取材を受けた。次のような発言をした。

 「今晩、菅総理のほうから発表があるとのことですが、新たに7府県に緊急事態宣言が出される見込みだと報道されています。これで、緊急事態宣言の対象地域が11都道府県に拡大されたことになります。」

 「上記の7府県には、隣県の栃木県も含まれると聞いています。栃木県は群馬県と県境を接しており、東部地域(東毛地区)とは生活圏が近いこともご存知のとおりです。(東京はもちろんのこと)、栃木県を含む北関東地域の情勢は、今後も注視していく必要があると考えています。」

 「群馬県の現状ですが、本日の新規感染者は58名。直近1週間の10万人あたりの感染者数は全国で15番目。全体として言うと『ギリギリ踏みとどまっている』という状況です。新型コロナ向け病床の稼働率は(現時点で)64、2%。医療提供体制に関しては、依然として厳しい状態が続いています。」

 「が、現段階で、知事としての基本姿勢は変わっていません。出来ることなら、群馬県が緊急事態宣言の対象地域にならない形で、今回の危機的状況を乗り切りたい。そのための最大限の努力を続けているところです。」

 「県内では、すでに地域を絞っての営業短縮要請や県民への不要不急の外出自粛措置を実施しており、地域の経済に大きな負担をかけています。緊急事態宣言が発令されれば、県内経済に更なるダメージを与えることになります。」

 「政府との連携は重視しつつも、国だけに頼るのではなく、先ずは群馬県として可能な限りの対策を講じることが重要だと考えています。新たな(様々な)対策も検討していますし、既に着手しているものもあります。」

 「ただし、今後の状況、例えば県内の感染状況や医療提供体制、東京を含む首都圏の動き、政府の方針、専門家会議の分析等は、しっかり見極めていきます。その上で、必要だと判断した際には、必要な決断をするつもりです。」

 あ、首席補佐官から電話がかかって来た。何か新しい報告があるもかも。この続きは、次回のブログで。

             <18時30分からの囲み取材>