2021年1月7日:パート3

 22時過ぎ。高崎の自宅でパソコンのブログ更新画面に向かっている。

 本日16時30分から、臨時記者会見を行った。午前11時に開かれた新型コロナ感染症対策本部会議で決定した方針を発表した。大きく言うと、次の3点だ。

(1)「警戒度」に関しては、現在の最高レベル「4」を維持する。県民の方々に、重ねて不要不急の外出の自粛を要請する。特に、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県への往来及び、夜間、午後8時以降の外出については、極力控えるようお願いする。期間は1月25日(月)までとする。

 

(2)現在7市町の一部事業者を対象に行っている営業時間短縮の要請を、1月25日(月)まで延長する。併せて、自粛を要請する時間帯を「22時から20時に前倒し」する。加えて、要請を行う対象地域も拡大(前橋市、高崎市を追加)する。

(3)「GoToイートキャンペーン」については、営業時間短縮要請と同期間となる1月25日(月)まで、新規発券とポイントを含めた利用の停止を継続する。

 前回のブログでも触れたが、今日の県内の新規感染者数は83人。過去最高を記録した。年が明けても増加傾向が続いている。中核市である前橋市、高崎市などでも感染者が増加し、病床の稼働率も長期間、高い水準のまま推移している。当然のことながら、県内の医療提供体制は逼迫し、医療現場は逼迫している。情勢は日々、深刻化している。

 警戒度を最高レベルの「4」に引き上げてから、既に3週間が経過した。営業時間短縮要請については、既に4週間近くに渡り、ご協力をいただいている事業者の方々もいる。

 こうした状況の中で、時短要請の対象地域を広げ、かつ期間を延長することは、知事としても苦渋の決定だった。

 しかしながら、医療現場を守る(=県民の生命を守る)ためには、より踏み込んだ措置が必要だと判断した。

 何度も言って来たように、既に大多数の県民の方々が、(県の要請に応じて)感染防止対策の徹底にご努力をいただいていることは十分、分かっている。が、日常生活でのふとした気の緩みや、ごく一部の人たちの不注意な行動が、感染拡大に繋がっていることも否めない事実だ。

 県民の皆さん、県内の新型コロナ感染問題は、新たなステージに移行しました。今まで以上に、県民の皆さまに、ご不便をおかけする場面も多くなると思います。が、県民の生命と暮らしを守るために、更なるご理解・ご協力を切にお願い申し上げます。

 明日も最多記録を更新する可能性がある。群馬県の感染状況にも影響する「1都3県への緊急事態宣言」も、直ぐに効果が出るわけではない。最近の動向を見る限り、検査数が減る傾向にある週末でも、感染者数が下がるとは限らない。来週からも厳しい持久戦が続くだろう。

 この難局を乗り切るためには、「オール群馬」で力を合わせて頑張るしかない。

 あいたた、右肩と右腕が痛い。無理しないで、腹筋と背筋だけやる。