2020年12月30日

 14時過ぎ。熱いハーブティーを飲みながらのブログ。日本の医療提供体制に関する資料や議論に目を通した。なるほど、問題点はそこなんだな。近いうちに、改めて問題提起したい。

 本日16時から県庁幹部とウェブ会議をやる。新型コロナ感染の現状と今後の対応を協議する。間もなく今日の新規感染者数が判明するはずだ。年末になっても、東京の感染拡大が収束する気配が見えない。隣県の栃木県でもクラスターの発生が報告されている。

 加えて、通常は最も感染者が多くなる水曜日だ。かなり厳しい数字が出るかもしれない。

 さて、ここからは前回のブログの続編。来年3月に館林市長選挙がある。様々な場面で、「群馬県知事として、立候補の意思を表明している現職の須藤和臣市長を全面的に応援する」と明言している。

 なぜ、須藤市長に再選を果たして欲しいと思っているのか?!「5つの理由」を整理しておく。

(1)過去4年間、須藤市長が新型コロナ対策を含む様々な分野で、真面目に、着実に実績を積み重ねていること。特に新型コロナ問題での迅速な対応には、知事として学ぶ点も多かった。ましてや、(過去のブログでも指摘したが)新型コロナとの過酷な戦いの真っ最中に、この問題に関する知見と経験を積み上げて来た現職の市長を途中で変える必然性(大義名分)があるのだろうか?!さらに言うと、大きな失敗や不祥事もない。一般市民の方々も、きっと自分と同じ感覚だと思う。

(2)いわゆる地方創生の手段として、道路整備を含む公共事業と企業誘致が(依然として)重要な要素であることは言うまでもない。現職市長もこの2つの政策には、熱心に取り組んでいる。が、時代の情勢は大きく変化している。上記の2つの手段だけで、地域を発展させることは出来ない。そこには、新しい知恵や発想が不可欠だ。

 

 その点で言うと、須藤市長には、時代の流れを読む感性と発想力がある。「里沼」という概念を自ら創り上げた構想力も、それを政府に働きかけて重要文化財として認めさせた行動力も見事だった。人気アニメの聖地巡礼ツアーを仕掛けたセンスも出色だ。いずれも、アイデアマンの須藤市長ならではの取り組みと言っていい。

(3)仮に新しい市長が誕生したとしても、そのことで「館林市に対する国や県の予算が急増したり、既存の事業が一気に進む」などというシナリオは考えられない。何しろ、現職知事が言うのだから、説得力があるでしょう?!

 

 県にとって館林市を含む市町村との連携が大事なように、館林市にとっても県と協力しなければ前に進まない政策や事業がある。知事である自分にとって、須藤市長以上に連携出来る相手は、全く思い浮かばない。

 

 加えて、県議になる前は大臣秘書官まで経験した市長だ。国とのパイプも太い。だいいち、本当に必要な時は、知事である自分が政府首脳に繋ぐ。「スーパーシティー構想」の関係で、山本龍前橋市長を地方創生担当大臣に引き合わせたように。

 

(4)須藤市長は「古い政治文化の柵」に縛られていない。透明でクリーンな政治家だ。実際、これまでの選挙は、ボランティアに支えられた戦いだった。今の時代、首長に求められる重要な資質は、不透明な利権構造や既得権益の影響から脱却していることなのだ。そうじゃなかったら、市民全体の利益や幸せに結びつく政策なんて、推し進められるはずがない。

 

 過去、高崎市や沼田市で、官製談合による逮捕者が出ている。実はこうした事件の芽は、まだあちこちの地域にある。考えて見て欲しい。真面目に頑張っている県民や市民が最も怒るのは、政治力や不当な働きかけで、公正なルールを捻じ曲げ、私的な利益に繋げようとする行為だ。須藤市長が、この種の不祥事やスキャンダルに巻き込まれる可能性は皆無だ。これはこれで、とても大事なことだと考えている。

 

(5)須藤市長には、参議院議員時代から、山本一太邑楽・館林地区後援会の会長をお願いしている。よほどの信頼関係がない限り、現職の市長が特定の国会議員の後援会長を引き受けるなどということはない。議会との2元民主制という建前はありつつも、首長がオール与党に支えられているケースが多いからだ。

 

 昨年夏の知事選は、現職知事との戦いになる可能性があった。そんな中で、須藤市長は(大沢前知事と良好な関係を維持していたにもかかわらず)山本一太支持を約束してくれていた。結局、現職知事との対決は無かったものの、筋を重んじる須藤市長にとって、知事選での山本支援を決めることは、苦渋の決断だったに違いない。

 

 苦しい時にお世話になった、その恩義のある市長が厳しい勝負に臨もうとしている。ここで恩返しが出来なかったら、義理と人情を重んじる上州人としての「信義」を疑われてしまう。

 あ、武藤部長から電話が来た。この続きは次回のブログ(その②)で。