2020年12月29日:パート3

 23時過ぎ。忙しくてなかなか書けなかった館林市長選挙に関するブログをまとめて掲載する。

 先日、館林市在住の知り合いから連絡があった。館林市内で「知事と市長の2連ポスター」が増えているとのこと。そのポスターには、「改革路線」というシンプルなキャッチコピーが書かれているらしい。

 なぜ、現職の須藤市長が今回の選挙で「改革路線」という言葉を使ったのか?!自分には、その気持ちが痛いほど分かる。実は、この4文字の中に、須藤市長の思いが凝縮されている。この件については、後ほど詳しく触れる。

 先般、地元の某県議が来年3月の館林市長選挙に立候補する意思を正式に表明した。この後、他の誰が市長選に名乗りを上げるのか?それとも保守系同士の一騎打ちという構図になるのか?現時点では、よく分からない。が、少なくとも選挙戦が行われることだけは確実になった。

 過去のブログでも触れたが、「選挙が行われる」こと自体はいいことに違いない。そもそも「志」を抱いている人は全員、手を挙げればいいのだ。その上で、選挙という民主主義のプロセスの中で、個々の政策や公約を掲げて堂々と戦い、有権者の審判という形の決着をつければいい。これこそ、選挙というものに対する自分の一貫した考え方だ。

 ただし、(何度も言っているように)今回、知事である自分は、現職の須藤市長を全面的に応援する。県知事として、1人の政治家として、「現職の須藤市長には、ぜひとも再選を果たして欲しい」と願っている。

 が、(これも繰り返しになるが)だからと言って、他の候補者の悪口を言う(=個人攻撃をする)ようなことはしない。須藤市長の政策をアピールすることに集中する。当然のことだ。

 それぞれの候補者には、それぞれの「志」がある。さらに言うと、個々の候補者の背後には、そのひとを真剣に応援する市民の方々の思いもある。最終的に何人が立候補するのかは分からないが、心情的には、どの候補者にも「ぜひ頑張って欲しい」と思ってしまう。

 同時に、こうも言っておきたい。ライバル候補の方々にも、現職市長の「人格攻撃」をするようなことは控えていただきたいと思う。そりゃあ、そうだろう。仮にも過去4年間、市民のために全力で仕事をし、今年に入ってからは、新型コロナ感染症から市民を守るために必死で頑張って来た現職の市長なのだ。

 それはともかく、どの陣営も「選挙戦をどう戦うか?」については、相当、悩んでいるはずだ。だいいち、コロナ禍のもとで大きな政治集会はやりにくい。もともとやり方によってはルール違反になる手法ではあるものの、新型コロナ感染は会食で広がりやすいと指摘される中で、「大人数の支援者と飲み食いする」なんて出来るわけがない。

 もっと言うと、「料亭やクラブ(?)で、食事をしながら作戦会議をやる」みたいなことさえ、難しいだろう。

 ましてや、選挙を応援してもらうために「議員や後援会幹部にお金を配る」なんてあり得ない。なぜ、広島県選出の河井克行代議士夫妻が逮捕され、裁判になっているのかを考えれば、一瞬で分かる。内部告発でもあったら、その陣営の候補者は一巻の終わりだ。

 ある意味、今後の群馬県内の選挙のモデルともなるべき事例だ。知事としても(選挙研究家としても)スゴく注目している。

 あ、欧米の最新ニュースをチェックしておかないと。次回のブログでは、「現職の須藤市長の再選を強く望む」5つの理由を述べる。これから選挙戦を戦う市長陣営にとって、きっと役に立つと思うからだ。