2020年12月29日:パート2

 県が企画し、12月25日に放送された群馬テレビの特別番組に知事として生出演した。その際、番組キャスターから、夜の接待を伴う県内のある飲食店で撮影された衝撃の映像が紹介された。どうも12月に入ってから撮られた動画らしい。

 ひとことで形容すると、ミラーボールが激しい光を放つダンスフロアで、大勢の男女が踊りまくっている映像だ。まさに「密」の状態。マスクを付けずに大声を出して盛り上がっている様子の人も大勢いる。新型コロナ感染が最も広がりやすい空間であることは、疑う余地がない。

 この夜、この場所で楽しんでいた複数の人たちが、職場でのクラスターの発生源になったり、家庭内にウイルスを持ち込んでいたとしても、何の不思議もない。店内の状況を見ながら、そう思った。

 それより何より、「もし12月以降も県内のあちこち(?)でこんな光景が展開されているとすれば、感染を封じ込めることなんて出来るはずがない。そもそも、新しい生活様式の実践に協力していただいている(=感染防止のために様々な努力をしてもらっている)大多数の県民の方々の努力が水泡に帰してしまうではないか」と強く感じた。

 県民の皆さん、この季節、ウイルスの感染力が強まっていることは間違いない気がします。事実、日常生活の中でのちょっとした気の緩みで、感染が拡大する事例が全国で報告されています。年末年始に向けて、これまで以上に新しい生活様式を実践していただくことと、感染の起こりやすい状況を極力、避けていただくことを重ねてお願い致します。

 ましてや、今、上記のような店に足を運ぶことは、是非とも控えていただきたいと思います。皆さんご自身のためばかりでなく、皆さんにとって大切な方々の命を守るために。

<感染対策ゼロの店内>

 

 

24:50 辺りから上記映像が流れます。