2020年12月26日

 20時過ぎ。熱いハーブティーを飲みながらのブログ。ある人が、「ミルクティーも美味しいけど、たまにはハーブティーもいいですよ」と言っていた。なるほど、心が落ち着く気がする。

 本日、県内で確認された新型コロナ新規感染者は37名。週末にしては多い。せめて20人台まで下がらないと、病床稼働率の上昇圧力が弱まらない。苦しい日々が続く。

 それでも、「群馬県はかなり踏ん張っている」という気もする。東京の新規感染者が今日、過去最多の949人を記録しているからだ。何度も言っているように、あらゆる意味で東京に近い群馬県は、どうしても東京の影響から逃れられない。

 新幹線で1時間弱、在来線でも2時間弱だ。関越自動車道もある。北関東で最も東京に近いのは群馬県だと考えている。その点から言うと、「首都圏の感染を止めないと、全国の拡大を止めるのは難しい」という政府分科会の尾身会長の言葉は正しいと思う。

 もちろん、県内の感染拡大を抑えるため、知事として引き続き全力を尽くす。が、東京の状態が心配だ。週末でこれだと、来週は1日の感染者が1000人を超える可能性もある。

 小池都知事、厳しい局面だと思いますが、頑張ってください。東京での感染が収まらない限り、首都圏の状況は改善しません。

 昨晩、群馬テレビの新型コロナ特別番組「山本知事から県民へのメッセージ」に生出演した。番組キャスターによる県内の感染状況、県の対策等の説明を踏まえ、次のように訴えた。

 「このままのペースで感染者の急増が続くと、県内の医療提供体制が逼迫してしまいます。実際、病床稼働率は62%まで上がって来ました。場合によっては、医療崩壊という最悪のシナリオさえ現実になる可能性があります。その危機感を1人でも多くの県民の皆さんと共有し、更なる感染防止のための協力をお願いしたいのです。」

 群馬県の新型コロナ感染者の病床は355床。他県に比べて遜色はない。が、連日、感染者が40人以上、増え続けたら、短期間で逼迫するのは誰の目にも明らかだ。こう説明した。

 「様々な理由から、病床をこれ以上、増やすことは難しい状況です。そうだとすると、新規感染者の数を減らすしかありません。そのためには、県民の皆さんから更なるご協力をいただく必要があります。」

 最後に、年末年始の過ごし方に関して、改めて県民の方々にお願いした。

 「例年と違う年末年始になってしまうと思います。ご不便やご苦労をおかけしますが、この年末年始は、外出するより、我が家でゆっくり過ごしていただきたいと思います。帰省や初詣についても、延期も含めた検討をお願いします。感染リスクを下げる工夫をお願いします。」

追伸:「県内の新型コロナ感染者を減らすため、知事として何をやったらいいのか?」を常に考え続けている。今日も自分の出来ることを一生懸命やった。体力はかなり消耗したが、意味はあったと信じている。