2020年12月2日:パート2

 昼12時過ぎ。テイクアウトの親子丼とサラダを食べ終わった。良質なタンパク質を確保。健康を維持することも、知事の重要な責務の1つだ。

 13時の政策会議まで、あと20分ある。館林市長選挙に関する短いブログが書けそうだ。

 来年3月の市長選で、現職の須藤市長以外のどなたが次の市長になったとしても、この地域の道路整備を含む県関連の事業が(市長が変わったという理由で)「一気に加速される」などということは、起こり得ない。知事である自分が言うのだから、間違いない。

 普通に考えれば、自明の理だ。自分の盟友であり、信頼関係で結ばれた現職市長以上に「知事に影響力を及ぼせる市長」など、いるわけがない。

 国との関係についても同じことが言える。仮に須藤市長以外の新しい市長が誕生したとする。その人物が「自分がトップになれば、今まで以上に国から様々な予算を獲得出来るようになる」などと言えるはずがない。

 前回のブログでも触れたが、昨年、館林市の「里沼文化」が、日本遺産の認定を受けた。須藤市長の政府を含む関係者等への必死の働きかけが功を奏した。国会議員だった自分も、(微力ながら)応援させてもらった。それだけに、須藤市長が「どれほど懸命に頑張っていたのか?」が良く分かっている。見事な戦略と行動力だった。

 加えて言うと、本当に必要な時は、知事である自分が須藤市長と現職閣僚との面会をアレンジする。当然、その時は、須藤市長に同行し、力を合わせて政府に様々な支援をお願いする。事実、先週は、山本龍 前橋市長と地方創生担当大臣に会いに行った。「スーパーシティー」構想の実現を後押しするためだ。

 場合によっては、総理官邸にだって駆け込める。

 国会議員としての24年間のキャリアは、無駄になっていない。僭越ながら、今、群馬県内に、山本一太と同じようなやり方で、政府や与党に要請を持っていける人間はいないと自負している。その知事と現職市長が、ガッチリとスクラムを組んでいるのだ。

 もう一度、言わせてもらう。「現職の須藤市長を取り替えて新しい市長にすれば、県や国と今まで以上の太いパイプが築ける」「国や県の事業予算が一気に増える」などというのは幻想だ。

 そう考えてみると、益々、こう思わずにはいられない。今後も新型コロナ感染症との厳しい持久戦が続く中で、過去9ヶ月間、コロナ対策の知見と経験を積み上げてきた現職の須藤和臣市長を、今、変えなければならない理由があるのだろうか、と。

 さあ、政策会議が始まる。