2020年10月30日

 昼過ぎ。久々に、群馬名物「シャンゴのスパゲッティー」を食べてみた。美味しいけど、とにかく量が多い。ううむ。満腹感、ハンパないな。

 午前10時30分から、令和2年度群馬県功労者表彰式に出席。知事から表彰者の方々全員に表彰状を手渡し、祝辞を述べた。午後からも重要なレクや協議が続く。

 食休みをしながら、前回のブログ「県都前橋の活性化なくして群馬の発展なし①」の続編を書く。昨日の前橋市長との共同会見で発表した「県都前橋の活性化と群馬県の発展を考えるプロジェクトチーム」設置の背景は、次の3点だ。ブログの末尾に添付したスライドにも整理してある。

(1)県と市を取り巻く状況の大きな変化。

 人口減少や少子高齢化はもちろんのこと、新型コロナの流行やデジタル化の進展など、地方を取り巻く状況は大きく変化している。行政としても、時代の流れに合わせた対応が必要だ。公有資産の活用も例外ではない。
 
 お互いに見直すべきところは見直し、それぞれのパフォーマンスを最大化していかねばならない。そのためにも、対等の立場で議論し、かつ連携出来る関係の構築が重要だと考えた。

 (2)県有施設が前橋市内に多く所在していること。

  県庁所在地である前橋市には、県が所有する「公の施設」の約30%が集中している。県と市がお互いの役割分担を明確にし、更なる連携を測ることで、施設等の有効活用を図るのは当然の流れだ。

 (3)双方が保有する資産の有効かつ効率的な活用の重要性
 
 上述したように、県と前橋市は、お互いに多くの公共施設や公有地を同じ前橋市内に抱えている。知恵を出し合いつつ、あらゆる選択肢を検討する。すなわち、これらの資産のより有効かつ効率的な活用を追求する。

 それが住民サービスを向上させ、前橋の経済を活性化させ、県民全体の幸福度にも繋がっていく。まさにウィンウィンの作業だ。

 このチームの目的は、公有資産の有効活用だけではない。現在、前橋市は「スーパーシティー」への立候補を表明している。「スーパーシティ構想」とは、人工知能(AI)やビッグデータなどを活用し、医療や教育、防災など、複数分野の先端的サービスを、大胆な規制改革によって世界に先駆けて実現する国家戦略特区のことを指す。

 県都前橋の活性化なくして、群馬県の発展はない。「スーパーシティ構想」は、前橋市だけでなく、群馬県全体にとっても大きなチャンスになり得る。県としても、この山本市長の挑戦を全面的に応援したい。このことも、今回のプロジェクトチームの狙いの1つだ。

  チームが検討対象とする施設や土地については、今後の協議の中で選定する。ただし、「県有施設のあり方見直し」で対象とした4つの施設については、最初から議論の対象に含めることとする。
 
 県有10施設に関しては、先に公表した中間報告において、県の基本的な考え方を示した。今後は、前橋市の意見や提案も踏まえつつ、ゼロベースで議論を重ねていく。

 会見では、山本龍前橋市長からも、「県との連携をしっかり進めていきたい」という力強い表明があった。

 先ずは、検討の対象と資産の選定に、速やかに着手する。このプロジェクトチームの成果が、群馬県と前橋市の双方の利益(ウィンウィン)に結びつくと確信している。

 あ、午後の日程が始まる。