2020年10月23日

 午前10時過ぎ。東京から高崎に向かう新幹線の車中にいる。

 本日は、午前7時過ぎに高崎の自宅を出発。東京行きの列車に飛び乗った。橋本聖子五輪・女性活躍担当大臣との約束が取れたからだ。

 午前9時。内閣府で橋本大臣と面会。改めて、東京五輪開催の実現と開催延期に伴う財政負担増への追加支援等についての要望を行った。

 開口一番、参院当選同期の聖子大臣に、こうお願いした。

 「橋本大臣、新型コロナの世界的なパンデミックの中での開催は色々な意味で大変かもしれません。でも、逆に人類の歴史に残るイベントになると思います。この時期にオリンピアンでもある橋本大臣が五輪担当大臣を務めているのは、時代の要請じゃないかと感じています。これまでも全力で対応していただいていることとは思いますが、ぜひ、開催の実現に向けて頑張ってください」と。橋本五輪担当相は、大きく頷いていた。

 オリンピック聖火リレーの新たな日程が、9月下旬に発表された。が、開催の延期によって再度の準備が必要となることに加え、新型コロナ感染防止対策も講じなければならなくなった。当然、全国の地方自治体にも新たな財政負担が生じる。例えば、群馬県の場合、約8700万円の追加負担が見込まれている。

 そのことを念頭に、「延期に伴う追加的な財政支援策の検討」も併せて要請した。

 その他、参院自民党の現状や菅内閣の雰囲気についても率直な感想を聞いた。いつになく緊張気味の橋本大臣の表情からも、菅内閣の本気度(真剣度)が伝わって来た。

 最後に、こう声をかけた。

 「近いうちに、私のネット番組にも出てください。それはそうと、参院自民党の議員会長になっても、大臣に留任しても、聖子さんはちっとも変わらない。そういうとこ、素敵ですね」と。その言葉を聞いた橋本大臣の笑顔に一瞬、お茶目な雰囲気が戻った。

 聖子さん、忙しい日程を調整してくれて、ありがとう。

 高崎駅から、そのまま県庁に出勤する。