2020年10月18日

 夕方。熱い紅茶を飲みながらのブログ。

 昨日、県内で確認された新規陽性者は3名だった。本日は2名増えて5名。少し前に県の健康福祉部長から電話で報告を聞いた。新規感染者が1桁台に収まっていても、全く油断は出来ない。濃厚接触者が多い場合は、何らかのクラスターに繋がる恐れがあるからだ。

 濃厚接触者を出来るだけ早く特定し、必要な対応を行う。「引き続き、力を合わせて頑張りましょう。」武藤部長にそう言っておいた。 

 さて、ここからは、「都道府県魅力度ランキング」に関するブログの続編。先週15日の記者会見では、「このランキングが各都道府県の魅力を反映していない」と考える幾つかの理由を説明した。次のような趣旨の主張を展開した。

 「昨年のランキングの発表は、台風19号によって全国各地に大きな被害が出た直後のタイミングで行われました。茨城県は7年連続の最下位。これを受けて、大井川知事が、『なぜこの時期なのか?復旧のために努力している被災者の気持ちを考えると極めて遺憾だ』と批判したのは、ご存知のとおりです。大井川知事の気持ちは、よく理解出来ます。同じ立場にある者(知事)として、『何とデリカシーのないやり方だ』と怒りを覚えました。」

 「考えてみてください。現在、全国の都道府県知事は、新型コロナ感染症という未曾有の脅威から、県民と県民生活を守るために必死に戦っています。秋から冬にかけて、(いや来年以降も)更に厳しい第3波に見舞われる可能性だってある。加えて、気候変動による自然災害の激甚化が進む中、いつ大規模な被害が発生するか分からない状況です。」

 「例えば、来年、ある県が深刻な新型コロナ危機に襲われたとします。あるいは、台風19号クラスの災害で深刻な被害に遭っていたとします。その時、昨年の茨城県のように、都道府県の『真の魅力度』を反映しているとは言い難い『魅力度ランキング』なるもので、『あなたたちの都道府県は、こんなに魅力が下がりました』(ましてや魅力は全国で最下位です)などと宣言されたとします。災害復旧や新型コロナ感染拡大防止のために頑張っているその県の住民の人たちは、どう感じるでしょうか?!」

 そう言いながら、2020年度のランキングで、日光や那須を含む多くの有名観光地を抱え、イチゴや餃子などの魅力的なグルメも豊富な隣県の栃木県が「最下位」になったことへの疑問が、改めて頭を過ぎった。福田栃木県知事の心情を思いつつ、こう続けた。

 「不愉快なのは、この魅力度ランキングの数字を、行政(県知事と県庁職員)の実績の評価であるかのように捉える向きがあることです。私から見ると、分析手法も、順位が上下した理由もよく理解出来ないランキングです。にもかかわらず、『魅力度の順位が5つ上がったのは、知事の実績だ』とか、『5つ下がったのは、知事の努力不足だ』みたいに言われることは、全く納得がいきません。そうでしょう?!」

 ひと息ついてから、「都道府県魅力度ランキング」の具体的な問題点に言及した。この続きはその④で。