2020年10月17日

 夜。新幹線で高崎に向かっている。

 14時から都内のホテルで行われた中曽根康弘元総理の内閣・自民党合同葬に参列した。中曽根元総理の政治家としての半世紀に渡る歩み、数多くの業績に改めて感銘。日本の戦後史における名宰相の1人だったことを再認識した。

 ご本人は出席しなかったものの、代理の方が読み上げた友人代表の渡邉恒雄 読売新聞グループ取締役主筆の弔辞は、とても印象的だった。渡邉氏の言葉は、哲学者カントが純粋理性批判の中で唱えた「内なる道徳律」を政治家としての行動原理にしていた中曽根元首相の「哲人」としての一面を紹介するものだった。

 戦後、郷土から4人の総理を輩出したことは、群馬県民にとって大きな誇りだ。故福田赳夫元総理、小渕恵三元総理の時と同様、名誉県民でもある中曽根元首相の県民葬は、しっかりとした形でやらせていただきたいと思う。

<会場の外に飾られた写真の中に福田元総理とのツーショットを発見>