2020年10月13日:パート2

 21時過ぎ。誰かに大声で呼ばれた気がして、ハッと目を覚ました。帰宅直後にYoutube Premiumにアクセス。習慣化している米国の最新ニュースのチェックを開始。やはり途中で気絶。英語を聴いていると、どうしても眠くなる。

 熱い紅茶を飲みながら、本日2本目のブログを書き始めた。

 

 本日、県内で判明した新規感染者は2名。検査数は282件だった。少し落ち着いて来たように見えるが、気は抜けない。ここからは、インフルエンザの流行も心配だ。新型コロナとの戦いは、まだまだ続く。

 

 ところで、今日は(というか今日も)気を失っても、怒られないと思う。午後からの2つの重要会議で、相当のエネルギーを消耗したからだ。

 14時。吾妻郡(中之条町)の合同庁舎で、第11回(最後)の「新総合計画ビジョン地域別懇談会」がスタートした。前回の会議と同様、今回も地域の町村長と地元県議全員が参加。濃密な2時間を共有した。

 本日をもって終了した県内11ヶ所の地域別懇談会を通じて、県議会を構成する49人のうちの48人の県議、35市町村の首長全員に直接、新総合計画ビジョン案の中身を説明したことになる。(ふう)いつものとおり、知事自身が司会を務め、冒頭のビジョン案の解説から、質疑応答まで、ほぼ全てを1人でこなした。2時間、ずっと喋り続けていた感覚だ。

 それでも、出席してくれた5人の町村長と2人の県議から、活発な意見や質問をいただいた。吾妻郡まで出かけて行った甲斐があった。皆さん、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 最後の挨拶を終え、そのまま同じ合同庁舎の別の会議室に移動。セットされていたパソコンの前に座った。すでに始まっていた重要なウェブ会議(「第3回:活力ある健康長寿社会実現のための有識者会議」)に遅れて飛び込んだ。

 こちらも「全神経集中の呼吸」で臨んだ。毎回、情報満載でかつ刺激的。「目から鱗」の連続だった。そりゃあ、そうだろう。有識者メンバーの方々の顔触れが素晴らしいもの。

 お陰で、他の都道府県より一歩先んじた包括的なコンセプトが出来つつある。後は、知事として、「個々の提案(具体的な事業)をどう実現していけるか?(いかに実際の予算に反映させていけるか?)」だと思う。

 提言案の中で纏められた県の4つの戦略に関するロードマップを見ながら、今後、群馬県で健康長寿社会構築のための政策を進めていくに際しての追い風と逆風の両方が頭に浮かんだ。

 追い風は、活力ある健康長寿社会実現への道筋そのものが、知事の究極の目標である「県民の幸福度向上」に直結していること。この点は、県議会や県民を説得しやすい部分。逆風は、そうでなくても厳しい財政状況が、新型コロナへの対応で更に逼迫しつつあることだ。かなり知恵を絞る必要がある。

 こんな時は、上州ゆかりの偉人、尊敬する内村鑑三の言葉を心の中で繰り返す。「物事を成し遂げるのは、難しければ難しいほど面白い」と。「日本一の健康長寿県」を目指して、全力疾走する。

 あいたた、右腕が痛い。大丈夫だとは思うが、一度、整形外科で診てもらった方が良さそうだ。あ、そうか、草津温泉で治せばいいんだ。

 これから運動する。早めに寝る態勢を整えるためだ。ここ1週間、睡眠負債が蓄積している。ここでしっかり解消しておかないと。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.gunma.jp/

◇新型コロナウイルス感染症についてのまとめページはこちらです。
https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html

 

    <最後の地域別懇談会は(予想どおり)制限時間を超過>

 


   <直後の会議はウェブ。こちらも全神経を集中>