2020年9月23日:パート3

 夕方。少し前に、都内の宿泊施設にチェックインした。石鹸でよく手を洗ってから、MacBook Airの電源を入れた。

 14時25分。総理官邸で菅総理と会った。約10分、2人きりで話をした。菅新総理は、とても引き締まった表情だった。相変わらず、油断や慢心は一切、感じられなかった。が、身体全体が静かな自信とエネルギーに満ち溢れている感じがした。

 先ずは、今回の総裁選(群馬県内の党員投票)の状況と結果を報告。続けて、群馬県内で外国籍の県民を中心としたクラスターが発生していることに触れた。「経済活動の制限に再び踏み込むようなことは何とか避けたいと考えています。様々な対策を通じて、収束を図っているところです」と説明した。

 さらに、こうも申し上げた。

 「今回、菅総理が行政改革、規制改革を目標として掲げたことは、(地方にとっても)素晴らしいことだと思います。総理が抜擢した河野大臣の発信力もフルに活用して、安倍総理がやり残した規制改革を、ぜひ菅総理のリーダーシップでやり遂げてください。微力ながら、群馬からも応援させていただきます」と。

 新型コロナ問題等に関して、国と県との連携を強めていくことについても一致した。

 それにしても、内閣が発足して間もないこんな多忙な時期に、新総理が10分も時間を割いてくれたことに感激した。政界のアニキの心遣いに、改めて感謝したい。

 え?そこは義理人情に厚い菅総理のこと。先の自民党総裁選(群馬県内の党員投票)で、知事がどれだけ本気で頑張ったのかは、ちゃんとご本人に伝わっていると思う。

 14時40分。総理の応接室から、同じ階の官房長官の応接室に移動。加藤勝信官房長官を訪ねた。ここには、宇留賀副知事と大谷係長も同席。前厚労大臣の加藤官房長官にも、新型コロナ感染をめぐる群馬の現状と対応を説明しておいた。

 相変わらず冷静沈着な加藤長官。どんなことにも動じないこのひとが、菅内閣の官房長官で本当に良かった。心からそう思った。 それはそうと、加藤長官、「直滑降ストリーム」での対談、とても楽しみにしています。

       <菅総理と握手の代わりに肘タッチ>

 

<加藤官房長官はさすがの安定感>