2020年9月15日:パート2

 21時過ぎ。先ほど、ソファーの上で意識を取り戻した。睡魔を押しのけて、本日2本目のブログを書く。

 本日は、午前9時30分から庁議。冒頭、データサイエンスに基づく政策の重要性、新型コロナ感染者の情報公開のあり方等に触れた。喋りながら思った。「普通の知事とは、恐らく話の切り口が違うんだろうな」と。

 庁議の後は、某外国メディアの取材、日程等の打ち合わせが続いた。午前11時から関係部局との協議を開始。スポーツ関連の問題や企業局関係の事業について議論した。どれも重要なテーマだった。

 1つ1つの決定が、県民の生活や安全に影響を与える。今までの人生で、これほどの緊張感と充実感を感じた日々はない。毎晩、寝る前に心の中で、こんなフレーズを繰り返す。

 「こうして群馬県知事として働けることは、(自分にとって)どんな重要閣僚になるより価値がある。明日も全力で頑張ろう」と。

 昼はテイクアウトの親子丼。13時からの政策会議では、tsulunosを中心とした群馬県の新たなメディアミックス戦略を提案した。

 15時。第1回群馬県総合教育会議に出席。司会は知事。教育委員会のメンバーと新しい県の教育大綱(骨子案)について議論した。終了後に再び協議。

 18時30分。医療機関との意見交換会へ。県の医師会長を含む7名の医療関係者と懇談。現場の声に耳を傾けた。気がつくと19時30分。今日も濃厚な1日だった。(ふう)

 さあ、ここからは「総理との20分」の続編。「その3」でも触れたが、総理との会話の中で、知事の仕事に対する感想を聞かれる場面があった。改めて、総理に感謝の気持ちを伝えた。

 「知事選と言えば、総理にもう一度、お礼を申し上げないといけません。1年前、知事選への出馬を考えているとメールで打ち明けた時に、私の背中を押していただいたことを、とても感謝しています。あの時、総理から『どうしても国会に留まって欲しい』と頼まれていたら、立候補出来なかったと思います。」

 安倍総理は軽く頷きながら、こう言った。

 「正直言って、あの時は驚いた。でも、世の中は、地方の時代だからね。知事になったことは、正しい決断だったと思うよ。」

 「はい。県内には、いろいろ反発もあって、ご心配をおかけしました。が、選挙は群馬県知事選史上最多得票で勝つことが出来ました」と答えた。

 総理は、「いや、そこはスゴいね。一太さんは選挙が強い。政治家として、とても大事なことだ」と笑った後、こんな言葉をくれた。

 「それにしても、参議院には、一太さんみたいな感じの議員がいなくなっちゃったね。うん、優秀な人はいるけど、タイプが違うんだよね。」

 お世辞だとは思いつつ、総理のこの一言は嬉しかった。

 今晩のブログはここまで。ここ数日、睡眠負債が増える傾向になる。運動して、早めに布団に入ることにしよう。

追伸:菅内閣の陣容が見え始めて来た。河野太郎 行革担当相は、まさに「適材適所」だと思う。加藤勝信 厚労大臣の官房長官就任もグッドニュースだ。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.gunma.jp/

◇新型コロナウイルス感染症についてのまとめページはこちらです。
https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html

         <第1回群馬県総合教育会議>