2020年9月11日:パート4

 20時過ぎ。高崎の自宅で、パソコンのブログ更新画面に向かっている。

 県北部の気象が不安定だ。みなかみ町に大雨警報が発令されている。中之条町では、避難所も開設されているようだ。

 念の為、危機管理監と電話で連絡を取った。「何か緊急のことがあれば、夜中でも一報してください」とお願いしておいた。

 電話と言えば、少し前に、総裁選で菅総理候補の応援を明言してくれている某職域団体の会長の携帯を呼び出した。こう申し上げた。

 「あ、00さんですか?群馬県知事の山本一太です。自民党総裁選の予備選では菅候補を応援していただいていると聞きました。ありがとうございます。」

 「ええ、周りにまだ投票していない党員の方がいたら、ぜひ、声をかけていただけると幸いです。ここは党員選挙でも菅長官に勝ってもらうことが、群馬県の未来につながると信じているからです。」

 会長は、知事から直接、連絡があったことに少し驚いた様子だった。が、「わざわざ、電話をいただいて恐縮です。よく分かってますから」と言ってくれた。(感謝)

 県内の予備選と書いて思い出した。数日前、知事である自分にも総裁選での(党則に基づく)投票権があると判明。党籍は離れたが、党友(?)としての資格が残っているらしい。地元事務所に届いたハガキに、さっそく「菅義偉」と書いて返信した。

 さて、たまには、政局の分析をしてもいいだろうか?群馬の予備選にも繋がる話だ。

 主要メディアによる過去1週間の世論調査の数字をチェックしてみた。「安倍総裁の後継(次の首相)に誰がふさわしいか?」という質問に対する回答は、次のような結果になった。

<朝日新聞:調査は9月2〜3日に実施>
菅官房長官38%、石破元幹事長25%、岸田政調会長5%

<読売新聞:9月4〜6日に実施>
菅官房長官46%、石破元幹事33%、岸田政調会長9%

<共同通信:9月8〜9日に実施>
菅官房長官50.3%、石破元幹事長30.9%、岸田政調会長8%

  実は自民党支持層に限ると、菅長官のリードはさらに大きくなる。例えば読売の調査だと、菅官房長官63%、石破元幹事長22%、岸田政調会長11%となっている。

 こうした数字を見る限り、世間でよく言われる「石破さんは国民に人気が高いが、議員の間で支持が広がっていない。逆に、菅さんは国民的な人気に乏しいが、議員からの支持が強い」という構図は、すでに崩れ去っている。

 菅長官が総理になるとすれば、他の候補者を(議員票でも党員票でも)圧倒した形で選ばれて欲しいと思う。そのことが新首相の選択肢を広げる。次の総理は、解散総選挙を運命づけられている与党自民党を率いなければならないのだ。

 名実ともに党内の民意で選ばれた強いリーダーのもとで、一丸となって総選挙に突入する。これが、自民党にとって最も望ましいシナリオであることは疑う余地がない。

 以前から言っているように、10月中に解散総選挙が行われる可能性は、かなり高いと見る。すでに政府や党の要人も、そのことに言及している。こうなると、永田町の解散風は止めようがなくなる。

 もちろん、新総理にとって「伝家の宝刀」を抜くかどうかは、内閣発足直後の世論調査の数字(特に300小選挙区の情勢データ)と新型コロナ感染の状況で決まるだろう。が、それがクリア出来ると思った瞬間に、新首相は躊躇なく決断するに違いない。

 あ、お湯が沸いた。熱い紅茶を飲んでから、何本か応援要請の電話をする。「なぜ、新総理が勝負に出ると思うのか?」は、次回のブログで解説する。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
https://www.pref.gunma.jp/

◇新型コロナウイルス感染症についてのまとめページはこちらです。
https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html