2020年8月29日:パート2

 夕方。本日2本目のブログをしたためている。そろそろ、県内の新型コロナ新規感染者の数について報告が来る時間だ。1桁台に収まっていることを祈るばかりだ。

 それはそうと、辞任を表明した安倍総理の後継を決める総裁選に向けて、自民党内での動きが活発化しているようだ。久々の大きな政局だもの。自民党議員の人たちは、(若手もベテランも)「血湧き肉躍る」みたいな感じになっているに違いない。政治家って、そういうものだ。

 「誰が次の総裁(首相)になるのか?」は、群馬県にとっても、極めて重要な問題だ。24年間、所属していた自民党の総裁選挙に関して、初めてアウトサイダー(部外者)の立場から、自らの感想と分析を述べたい。

 報道によると、政治空白を回避するため、来月の中旬までには新総裁(新総理)を決めるべきだという意見が広がりつつあるらしい。それを踏まえて、9月15日の総裁選実施を軸に検討が行われているとのこと。

 党員投票を省略して両院議員総会で新総裁を選ぶにせよ、何らかの形で党員投票を取り入れるにせよ、新しい総裁(総理)のもとで次の衆議院選挙が行われることだけは間違いない。

 そのことを考えると、自民党は、次の3つの観点から新総裁を選ぶことになると思う。

(1)次の衆議院選挙を勝ち抜くための「顔」になり得るか?
(2)新総裁として党内に強固な基盤を構築出来るか?
(3)総裁(総理)になった瞬間に、過去のスキャンダルが噴出する可能性がないか?

 本来なら、若手からベテランまで、5、6人の多様な候補者が立候補し、国民の前で政策を競い合うのが望ましいことは言うまでもない。総裁選は、自民党の政策や存在感をアピールするための最高の舞台になる。

 が、今回のように「急いで後継を選ばねばならない」状況だと、数名の有力な候補者に党内の支持が集まりやすくなる。5、6人の候補者が同時に出馬するのは、難しい気もする。3人くらいの有力候補による戦いになるのではないか?

 どなたが立候補しようと、上述した3つの要素を勘案すると、実際に「次の総理に就任する」可能性のある自民党議員は、以下の5人しかいないと思う。

(1)石破茂元幹事長
(2)岸田文雄政調会長
(3)菅義偉官房長官
(4)河野太郎防衛大臣
(5)小泉進次郎環境大臣

 自民党は多士済々だ。この5人の他にも、様々な名前が取り沙汰されているようだ。でも、この5人以外の政治家が「次の首相になる」というシナリオは、(いろいろな意味で)到底、考えられない。また、この5人の方々なら、安倍総裁の後継となる首相を十分に務められる気がする。

 え?安倍総理と同じことが出来る人は、(現時点では)誰もいない。が、昨日の総理会見で「総理・総裁の資質は何か?」と問われた安倍首相が、こんな意味のことを話していた。「総理は1人で出来るものではない。チーム力というのも大事です」と。

 この5人の方々なら、新型コロナ対策にも、ニューノーマル時代の地方創生にも力を注いでもらえるはずだ。地域のことも、きっと大事にしていただけるに違いない。欠点だらけの群馬県知事にも、必ず会っていだだけると信じている。

 しばらくは、次のリーダー選びから目が離せない。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
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https://www.pref.gunma.jp/02/d29g_00243.html