2020年8月22日

 県では、前橋市内のホストクラブで連続クラスターが発生する前から、夜の繁華街への呼びかけを始めていた。にもかかわらず、(結果として)2つの店舗で集団感染が起こってしまった。

 つまりは、当該の店舗において十分な感染防止対策がなされていなかった可能性が高いということだ。この点は、極めて遺憾に思う。

 今回の事態を受け、改めて、感染防止に向けた更なる対策強化の必要性を痛感した。

 そこで、県と市が協力し、次の2つの対策(市内における集中的なPCR検査と繁華街での更なる呼びかけ)を実施することを決めた。

(1)前橋市内に店舗があるホストクラブとキャバクラ、約40店舗の従業員を対象に、集中的なPCR検査を行う。
   
 既に8月19日から、該当する店舗からの検査予約受付を始めている。来週27日までに、全ての検査を終わらせる予定だ。前橋市と群馬県が連携して、迅速に対応する。
   
 店舗の経営者の皆様には、ぜひ検査へのご協力をお願いしたい。

 今、重要なのは、こうした集中的な検査の実施により、早期に感染拡大の芽を摘むことだ。加えて言うと、今後は、ホストクラブやキャバクラに加え、感染拡大の可能性が高い「接待を伴う飲食店」での広範囲な検査についても検討する。

(2)上述したように、県は、これまでも地元自治体等と連携しながら、夜の繁華街における感染防止対策の徹底を呼びかけて来た。

   しかしながら、対策の実効性をより高めるため、今回、クラスター発生の可能性の高い店舗への更なる呼びかけを実施する。

   具体的には、まず前橋市中心部のホストクラブ・キャバクラ、約40店舗を群馬県、前橋市等の合同チームが訪問。感染防止対策の実施状況を把握すると同時に、対策徹底の呼びかけを行なっていく。

   また、今回の呼びかけに併せて、群馬県警も、風営法に基づく立入調査を実施する予定

 さて、これから健康福祉部長と首席補佐官に電話する。夕方頃には、県内の今日の検査結果が判明するはずだ。緊張の日々が続く。

 次回のブログでは、県民の方々へのお願いについて書く。

 

◇群馬県の政策の詳細については県のサイトをご覧ください。
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